スーパーテレビのディレクター布袋誠一郎さんが、先月の中ごろ仕事先の小金井に訪ねてきた。
江戸東京野菜で番組を作りたいという。
担当されている番組は、テレビ東京16時台の「L4YOU !」で、三越がスポンサーの奥様向けの番組のようだ。
江戸東京野菜の話を聞いて、細かい構成は考えていくというので、江戸東京野菜の歴史や最近の情勢などについて小1時間話しただろうか。
江戸東京野菜にこだわっている料理人についても尋ねられたので、何人か挙げたが、その中から考えてみるようだ。
その後、撮影は1日で終わらせたいので、1日空けてくれと云う連絡が来たので、13日のスケジュールを全部調整して空けた。
13日、朝の8時に、担当のスーパーテレビディレクターの中村益久さんとレポーターの梅田陽子さんが訪ねてきて、撮影はスタートした。
何でも、江戸東京野菜の歴史を話しながら、渡戸秀行さんと、矢ヶ崎宏行さんの畑を訪ね、最後は「南青山HATAKE」に同行して頂きたいとのこと。
野菜を収穫して、食べて、生産者の声を聞きながら、江戸東京野菜について学んでいくという構成だそうだ。
最初の圃場練馬のファーム渡戸に向かう途中、練馬大根碑に立ち寄って・・・。
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ファーム渡戸に野菜を買いに来た奥さんにインタビュー。
おろぬきで小さい馬込三寸ニンジンを昨日買ったら甘くておいしいからと、また買いに来たという。
ファーム渡戸では、練馬ダイコンの収穫を梅田さんが行なう。
中々抜けないと焦ったようだが、見事に抜いた。
そこで、練馬ダイコンをかじったりしていた。
青首ダイコンとの比較をしたりと、丹念に撮影をしていた。
そして最後は、渡戸さんのお母さん桂子さんが作った「すずしろ汁」と、馬込三寸ニンジンの「ジュース」をご馳走になった。
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中村さんは、2日に東京都農業祭会場の江戸東京野菜展示コーナーの撮影から、すでにスタートさせていた。

練馬から、西東京市の矢ヶ崎農園に向かったが、到着は午後になってしまった。
矢ヶ崎農園で分けてもらうのは、品川カブで、ダイコンのような形に、レポーターの梅田さんは驚いていた。
練馬ダイコンの経験から、ひげ根がプツプツ切れるのを感じながら慎重に抜いた。
そして、かじって見せた。
硬いとか言っていたが、やはりカブだと、その味から理解したようだ。
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イタリアンの神保佳永シェフが料理する品川カブを別途、矢ヶ崎さんが抜いたが、揃いが悪いのが伝統野菜の特徴で、矢ヶ崎さんは品川カブの肩口の太さを見ながら、選んで抜いた。
矢ヶ崎農園では、江戸東京野菜はいろいろあって、内藤カボチャを梅田さんも手に取った。
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三河島菜を収穫した梅田リポーター。
左から、梅田さん、農園主の宏行さん、奥さんの美喜代さん、ADの別府みずきさん。
矢ヶ崎農園には、品川カブ、三河島菜以外、亀戸ダイコン、シントリ菜、伝統小松菜、下山千歳白菜、滝野川ゴボウなどが収穫期を待っているようだった。
矢ヶ崎さんの奥さんの美喜代さんに、矢ヶ崎農園で栽培している野菜で、しんとり菜を亀戸ダイコンのおろしでいただく、「シントリ菜のみぞれ和え」をつくっていただいた。
また、江戸東京野菜の具だくさんのけんちん汁も・・・・。美味しかった。
最後に、神保シェフの「南青山HATAKE」に向かったが16時を回っていて、店の様子を早く撮影しないと暗くなるという状況だった。
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店の一角に畑を作って、レタスやキャベツが栽培されていた。
品川カブ使って、神保シェフはどんな料理にするのか、
それは、番組を見てのお楽しみです。
25日(火)、テレビ東京16時台の「L4YOU !」
『目指せ地産地消!江戸東京野菜』をご期待ください。
結局この日家に戻れたのは20時を回っていた。
中村さん、別府さんたちは、これから編集作業をすると云っていたが、大変な仕事だ、ご苦労様です。