今度、八王子市の栄養士会から、江戸東京野菜の話を依頼されているので、八王子の農業についても紹介しようと、八王子の農家を訪ねる計画を立てた。
八王子市小比企の磯沼ミルクファームの磯沼正徳さんの所には6年振りだと思うが、しばらく行っていない。
折角の機会だか、江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会で、南多摩の普及推進に取り組んでいる福島秀史さんを誘った。
まだ行ったことがないというので、磯沼さんを紹介するからと2人で出掛けた。
昼頃伺った。
磯沼さんには先客がいて、話し込んでいたが、我々が来たのを確認し会釈してくれた。
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磯沼ミルクファームでは、都市住民に酪農についての理解を得るための企画を幾つも展開している。
搾乳体験や、ハムづくりなどがそれだ。
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乳牛は、ホルスタインの黒と茶色、ジャージー、ブラウンスイスが飼われている。
ブラウンスイスは、珍しい牛だそうで、日本には2千頭ぐらいしかいないそうで、肉用牛、乳牛、役用牛に使われているという。
磯沼牧場では、ジャジー種が4割、ホルスタインが4割、残りがブラウンスイスだそうだ。
磯沼牧場の牛のベットには、コーヒー工場等で出たコーヒー粉、皮、豆、カカオの殻などを購入して敷いている。

京王高尾線の山田駅からすぐの所に乳牛の放牧地が広がる。
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採草地と放牧地は、自宅の裏山を上がったところにある。
山を切り開いて、牛にストレスを与えないような環境が作られている。

コーヒー飲料メーカーがら仕入れた使用済みのコーヒーの粉を堆肥として利用、堆肥は醗酵し80℃にもなるという。
磯沼牧場では、コーヒー堆肥、
「発酵コーヒー牛糞堆肥」と、「完熟コーヒー牛糞堆肥」を販売していて、安全性、高品質、高成分で、使いやすさ、安定生産、等に優れている。
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乾燥した牛糞堆肥はロータリークラッシャーでサラサラに粉砕して袋詰している。
帰りがけに、磯沼牧場ジャージーミルク&カトウファーム こだわり卵、「天使のほほえみ プリン」を戴いた。
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このプリン、日本橋「ゆかり」で「江戸っ米プリン」として戴いたことがある。