先日、八王子市栄養士会(森京子代表) から招かれて、八王子市の伝統野菜と、普及の話などを栄養士さんたちにお伝えしたことは、当ブログで紹介した。
その折、江戸東京野菜コンシェルジュで、多摩・八王子江戸東京野菜研究会代表の福島秀史さんを皆さんに紹介したが、早速、福島さんの元へ何件かの連絡が入った。

中でも、小中一貫校の八王子市立みなみ野小・中学校では、参加された栄養士黒澤頼子さんが、八王子市の伝統野菜として、高倉大根と川口エンドウがあることを齋藤博志校長に報告したことから、校長先生は興味を持ってくれ、日程を取っていただいたと云うので、早速先日、福島さんと同校に伺った。
齋藤統括校長と、同小学校新沼聡副校長が待っていてくれた。
江戸東京野菜の現状や、八王子市の伝統野菜についてもお話をさせていただいたが、同校には、市から借りている畑と、校内にも畑として使えるスペースがあり、八王子市の伝統ある作物があるのならぜひ栽培したいと、嬉しいお言葉を戴いた。
同校は、八王子ニュータウン、みなみ野シティの街びらきに伴って平成9年に開校したもので、畑にもご案内いただいた。
上の写真をクリックする
昨年、八王子市小比企の丘陵地に中西真一さんのショウガを見に来たことがあったが、その丘陵の上の方に同校が市から借りている畑があるという位置関係で、小学校からは子どもの足で5分ほどの所だ。
先日、伺った磯沼ミルクファームも、遠くに見下ろせる。

校内の畑も見せていただいたが、陽だまりで、川口エンドウを栽培するには向いているように思えた。
川口エンドウを播種するとなると、そろそろ蒔かなければならない時期だ。
上の写真をクリックする
コンクリート造りの校舎の外観とは異なり教室は木造の木のぬくもりが感じられる造りになっていた。
花梨が大きな実を幾つも付け、落ちた実は下にまとめてあった。
1時間ほど時間をとっていただいたが、新沼先生が来年度の年間計画の原案を作ったところで、相談させていただくというお約束をしてきた。
同校を八王子市における伝統野菜栽培の拠点にしていきたいものだ。