東久留米市立第九小学校の寺澤直恵栄養教諭から、29日に、親子クッキング教室を開催するというので伺った。
開催前の時間に、寺澤栄養教諭から、昨日練馬大根を干しましたと云うので、干場に案内してもらった。
この大根、同校が利用している農園(園主・榎本喜代治氏)で栽培したもので、地元の滝山農業塾の世話役・金子操さん(江戸東京野菜コンシェルジュ) の指導で、生徒たちがタネを播き、栽培、収穫され、きれいに洗って多目的教室に干された。
上の写真をクリックする
廊下に掲示したあった「食育コーナー」には、3年生が練馬大根の間引きをしているところが掲示してあった。
練馬大根は、葉を切り落としてスダレのように干していくが、これは大量に干すために行うもので、葉を付けたままの方が、葉から蒸散しやすいので、乾燥が早いと聞いている。

練馬大根の栽培は、8月下旬にタネが播かれ、12月中に収穫して干されるものだが、
同校では、9月16日に種がまかれ、栽培期間が短かったから、生徒が抜きやすい大きさだ。
寺澤栄養教諭の話では、今年は良くできたという。
確かに、練馬大根の形をしたものもあった。
中々抜けないで、葉をむしり取った大根は苦心して干してあった。
同校では、例年、干し上がった後は、ぬか漬(沢庵漬) にするが、沢庵は生徒達が、自宅に持ち帰るのだという。
地域に伝わる食文化を、同校の3年生は地域の方々の支援を受けて学んでいる。