東京都市大学付属小学校(重永睦夫校長) の「平成26年度 ミクニレッスン」は、生徒たちが楽しみにしていた、ミクニスペシャルハンバーグ調理実習。
9月には、同校の屋上菜園で調理実習用に野菜の種まきを行っていたが、先月、栽培指導をしている宮寺光政さんが、屋上菜園を見に行ったら、カラスなど野鳥に啄ばまれて、壊滅的な状況と聞いていた。
タネを次年度へつないでいく予定だった、城南小松菜もきれいに食べられていた。
今回は、リスク分散に宮寺農園のハウスで栽培していた野菜を使って調理することとなった。
ミクニレツスンをプロデュースしている松木直也さんの司会進行で始まった。
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今回の調理実習は、10時30分から桜組(35名 三輪洋資先生)に次いで、13時20分から桐組(35名 別府美典先生)の順で行った。
三國清三シェフは、開口一番、「今日のミクニレッスンは調理実習を行いますが、マヨネーズを作る練習をしてきたひと」に各グループごとに何人も手が上がった。
前回の授業で、作り方のテキストを渡していたという。
各グループごとに、サラダチームとハンバーグチームに分かれて調理するが、サラダチームはマヨネーズを作り、ハンバーグチームはハンバーグとリンゴ入りソース作りがある。
三國シェフによるデモンストレーション。
マヨネーズづくりは、スナップを効かせることを手真似で指導した。
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三國シェフは、ダジャレや冗談を言い、生徒たちを笑わせながら手際よく調理のポイントを説明していった。
マヨネーズづくりには、15分以上かけて作り上げ、最後にオレンジジュースを入れて、オレンジ味のマヨネーズが出来上がり。
ハンバークは、リンゴを煮込んだソースをかけて出来上がり。
サラダのオレンジ味のソースに、ハンバーグのリンゴ味のソースが食べるときに混ざり合って、更に美味しくなるという。

出来上がったミクニスペシャルハンバークと
野菜サラダ。スイーツは、ココアプリン
調理に入る前に、担当のシェフとのコミュニケーションタイムで、お互いに自己紹介をしあうところから始まる。
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マヨネーズづくりには、疲れるとバトンタッチして・・・・
各グループとも、サラダチームとハンバーグチームがチームワーク良く、調理していた。
三國シェフは、調理指導を担当のシェフたちに任せて、各テーブルを回って、包丁を使うサラダチームの生徒には、「手を切らないように!」とか、「猫の手」のように指先を丸めて野菜を抑える、と、身振りを交えて指導していた。
また、ハンバークチームは火を使うので、「火傷しないように!」と、云って回っていた。
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三國シェフは、常に各グループを回って、空になったカップや皿を回収して、調理のしやすいように、テーブルを片付けていた。
常に、料理をする周辺を片付けて衛生的に調理する料理人としての姿勢を示していた。
1グループを担当した、イタリア料理ジータ(世田谷区桜)の福田耕二シェフ。
福田シェフは、毎回参加されていて、昨年からは野菜のタネ播きにも参加している。
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世田谷区奥沢にあるフランス料理店「奥沢サクレクール」の高三瀦修(たかみずまおさむ)シェフは、2グループを担当。
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世田谷区池尻にあるフランス料理店「ラ・テール・メゾン」の根本篤シェフは、3グループを担当。
根本シェフも毎年参加されている。
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六本木ヒルズクラブの戸部祐一シェフは、4グループを担当。
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六本木ヒルズクラブの山崎啓太シェフは、5グループを担当。
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オテルドウミクニの木村信一シェフは、6グループのサラダとマヨネーズを担当。
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オテルドウミクニの林一哉シェフは、三國シェフのデモンストレーションのサポートを担当していたが、終わった後は6班のハンバーグづくりを担当した。
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オテルドウミクニの水野宏尭シェフと、六本木ヒルズクラブの秋元省吾シェフは、父兄等の50食を、2クラス分を100食を調理した。
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2人も、生徒達と一緒に食事をとった。
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写真左上、桐組の別府美典先生、
写真右上、橘志保プロジェクトリーダー、
写真中下、森島和枝教諭(4年副担任)。
写真左下は、サービススタッフとして岡本孝一さんと
檜垣依子さん(ソシエテミクニ)
写真右下は、サポートの森川翔太さんと、村上貴彦さん
ご父兄は、英語教室に移動して、生徒と同じお食事をとっていただいた。
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松木さんの進行で、各自が自己紹介。
三國シェフのはからいで、江戸東京野菜の復活、普及をしていると、私まで紹介していただいた。

屋上菜園が、カラスや野鳥に荒らされたことから、リスク分散で宮寺農園でも栽培していたことから、ことなきを得た。
持参した野菜は、サラダ菜、亀戸大根、人見人参、スイスチャード、カブはあやめ雪、京水菜。