2014年12月13日

12月の練馬の風物詩 「練馬大根引っこ抜き競技会」が晴天の元、練馬区南大泉の畑で開催された。


第8回 練馬大根引っこ抜き競技会が晴天に恵まれた練馬区南大泉の富士街道沿いにある井口留弘さんの畑で開催された。

この大会、練馬区に住んでいながら、練馬大根を食べたことが無い世代が増えたことから、練馬の子供たちに食べさせようと始まったもの。

そもそもは、JA東京あおばが、練馬大根を学校給食に使えないかと練馬区長に要請し、実現する事になった。

しかし、練馬大根は栽培してくれる農家はいるものの、何千本も抜く人がいないことから、区民の皆さんに抜くのをお手伝いいただこうと開催されたのが、この競技大会だ。




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今年の募集は、選手権の部が200名、グループ参加の部が100組(15歳以下の方5名までと保護者)だが、募集が始まって、数日で「グループ参加の部」は締め切られるなど、人気のほど伺われる。

最終的に参加アスリートは、516名だった。

上の写真をクリックする。
写真上右、大会会長の、前川燿男練馬区長、
写真上左から、大会副会長の榎本高一JA東京あおば 代表理事組合長、と大会委員の  市村保、練馬区産業経済部長、


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南大泉富士街道沿いの畑は、良く管理され、練馬大根が均一に育っていた。
寒波来襲で、練馬大根の葉にも霜が降りていた。

上の写真をクリックする
園主の井口留弘さんと、農業後継者の哲哉さんにご挨拶をさせていただいたが、留弘さんは現役時代の私を覚えていてくれた。
留弘さんには、お世話になったことを思い出した。





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選手権の部と、グループ参加の部が、圃場を分けて開催された。
選手権の部に出場するアスリート達は開会1時間前には会場に来てエントリーを済ませていた。

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写真上右は、大会実行委員会副委員長の内堀比佐雄氏(JA東京あおば 常務理事)
写真左下は、江戸東京野菜担当の木内文彦課長代理も会場でお会いした。
写真右下は、毎年新宿の児童を60名も連れてくる「NPO法人 森とでんえん倶楽部」の横山信明理事長にお会いした。






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選手権の部の競技の仕方だか、今年は数日前に雨が降ったことから、ダイコンが抜きやすいと判断した八方晋一審判長が、指定時間を1分30秒に決定した。

上の写真をクリツクする
競技について橙色のシャツの選手で説明すると、競技開始地点から順に抜いていくが、抜いた大根は、開始地点に揃えて置くのがルール。

したがって、抜けば抜くだけ開始地点が遠くなり、駆け足で開始地点に大根を置きに行く。
終始折らないように注意しながら選手は競技を続ける。






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大会の裏方を紹介する。
月曜日の8日に、練馬区の小中学校等99校の学校給食で、練馬大根料理が出されることから、抜かれた大根は、トラックでJA東京あおば石神井支店駐車場にピストン輸送。

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駐車場には、3台の洗い場が作られ、練馬区の職員が中心になって3,900本の大根を洗い、各学校の米袋に大根を測って入れていく。

こちらの作業も大変だ。






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JA東京厚生連の竹内すみれさんが手伝いに来ていた。

上の写真をクリックする
この競技大会が始まった第1回大会で大泉地区女性部が創作した「すずしろ汁」は大会に定着した。
寒い12月の大会には欠かすことができないものになっている。
会場で配られていたレシピはここから。







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上の写真をクリックする
江戸東京野菜コンシェルジュの大野憲司さんは、第二回大会準優勝経験者で、以後毎年リベンジしているが、今年も決勝戦にまで残ったが、途中2目を折ったところで失格になった。

江戸東京野菜コンシェルジュの新添知子さんも、練馬大根を抜きたいと13時頃やって来た。
当ブログで紹介したが、大会が終わった後、残った大根は、会場にいる者が皆で抜く手伝いをすることを案内していたことから来てくれたもの。

納所二郎理事長、佐々木昭理事、福島秀史理事も手伝ってくれた。

来賓として招かれたことから、お土産として戴いた私の練馬大根を新添さんにあげたが、
新添さんからのショートメールには、
「大きめに煮たのですが、いつも食べている大根とは違い、なんとも身はしっかり、でも固くはなく甘みと旨味にビツクリしました。」とあった。





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大会の協力組織・JA東京中央会の川杉朋子さんも、最後の後片付けをしていたが、

上の写真をクリックする
綺麗になった会場のあちこちで、思い出の記念写真を撮るグループ。

伝統野菜に関わると、皆が笑顔になる。
明日は、練馬区内の47千人の小中学生が、練馬大根を給食で食べて笑顔になることだろう。





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最後に表彰式

上の写真をクリックする
大会事務局長の粕谷佳紀さん(JA東京あおば 地域振興部部長)が、記録の確認をしていた。

記録はここから

追伸


大会では、新たな出会いがあった。
大会副委員長の浅井葉子さんは今年から練馬区都市農業課長として担当になられた。
また、練馬区産業振興公社の伊藤政寛常務とも名刺交換をさせていただいた。
posted by 大竹道茂 at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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