先日、トルストイの理想とする「愛と理解と調和」に教育の理想を見出し、建学の精神としている昭和女子大学で開催れた講演会に招かれた。
昭和女子大は初めてだが、何年か前に附属幼稚園の食育で、園児達にニンジンの収穫体験をさせたいという依頼で、清瀬の農家を紹介したことを思い出した。
NPO法人 日本食育普及協会の荻野博理事長から直接電話でお話を戴いたのは夏の終りの頃だったと思う。
講演に当たり荻野理事長が打合せに来ていただいたり、11月2日に開催した東京都農業展の江戸東京野菜展示コーナーに、全国学校栄養士協議会OB会の池田ふみ子会長(日本食育普及協会理事)と見に来ていただいたりとお気遣いをいただいた。
日本食育普及協会は多彩な活動を行っていて、「食」に関する知識の普及事業、食の安心安全に関する情報提供事業 、そして今回の、食文化 食育などのテーマに関する講演会やセミナーの開催を行っている。
管理栄養士 栄養士 調理師 製造メーカー 流通担当企業 消費者団体に対し、「食育」に関する多岐にわたる課題をテーマとした講演として行われたもの。
会場で、同大生活科学部健康デザイン科の蕨迫恵美子教授にご挨拶をさせていただいたが、先生が准教授時代に、北区の食育研究会でお会いしていた。
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主催は、NPO法人日本食育普及協会、公益社団法人全国学校栄養士協議会 東京・神奈川OB会で、JA東京中央会が後援している。

蕨迫教授の教え子、同校生活科学部健康デザイン科の皆さんの他、全国学校栄養士協議会 東京・神奈川OB会の皆さん等、大勢の皆さんが寒い中、詰めかけていただいた。
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荻野理事長は、江戸東京野菜の物語篇と図鑑篇を農文協から取り寄せてくれていた。
講演は、川島好勝常務の司会進行、荻野理事長の挨拶によって開催された。
前回は、医師から見た食育について学んだようだが、同会は様々な研修等を展開している。
江戸東京野菜には、一つひとつに物語があることを前段に、都内の栄養教諭を中心に展開している江戸東京野菜の食育、特に、三河島菜の復活や、第五砂町小学校におけるタネの贈呈式について、は詳細に伝えた。
会場には、五砂小の銭元真規江栄養教諭が見えていたので、司会の川島常務が指名して前に出て報告をされた。
また、学生も多かったので、早大生と早稲田ミョウガ、東京家政大生の江戸東京野菜友の会と七福神漬の商品化、東大農場での高井戸キュウリの復活の取組についても紹介した。

今回の企画には、賛助企業として、
築野食品工業、カセイ食品(株)、日東ベスト(株)、くろもりアルファー食品(株)
(株)天長商店、アルファー食品(株)の名前があったが、
講演では、江戸東京野菜での商品開発を行っている、天長商店や銀座「若菜」も紹介した。
会場には、天長商店の竹中功営業課長が見えていて、江戸東京野菜のお吸い物がひとつづつ参加者に配られていた。
午前中、「(株)若菜」の堤杏奴専務から、別件の電話があったので、昭和女子大で講演があることをお伝えした。
会場に来られていたようだったが、お会いすることはできなかった。

終了後、全国学校栄養士協議会OB会の池田ふみ子会長(左)、横山季世東京都支部OB会代表幹事(中)、岩本かほり神奈川支部OB会代表幹事(右)が、それぞれご挨拶をされた。