今、小山田に来ていて、伝統の小山田ミツバの収穫に立ち会っていると云う。
7月、2014年の江戸東京野菜追加審議をする、JA東京中央会の江戸東京野菜推進委員会で、委員のひとりJA町田ふれあい課の石井学課長から、町田の伝統野菜小山田みつばが竹林ののり面で見つかったと、その写真を見せてもらったことがあった。
石井課長には、そのうちに見に行きたいとお願いしていたが、行く機会を逸していたので、坂井さんに電話を石井課長に変わってもらい、収穫の写真をいただきたいとお願いした。
小山田ミツバ生産者の鈴木喜美夫さんご夫妻と坂井睦生さん(右)。
石井課長は委員として、地元の小山田ミツバを復活しようと、情報を収集。
小山田地区でミツバの存在を確認。かつて栽培していた鈴木さんに栽培を依頼し、試作をしてもらうまでになったもの。
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鈴木さんのお宅のムロの中で、栽培されるミツバ。
「うど」などの軟化栽培は、光に当てないのだが、小山田ミツバはムロに扉をつけて外からの光を遮断するが、ムロ内では天井から吊るした裸電球を適度につけて色を付ける。
この適度が、難しい技術のようだ。

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ミツバを刈る鎌も健在。
今年は、試作だから出荷する量は無いが、
水耕栽培の全盛期に、じっくりと根株を作ってきた小山田の香りと味は違う。
鈴木さんは復活の手応えを感じたようだ。
鈴木さんは「金魚と共存する 町田の水田」で、2012年・東京「農」の風景「景観コンテスト」朝日新聞社賞を受賞している。