2015年01月07日

江戸の昔から伝わる練馬大根の採種ポイントを、長老・渡戸章さんに聞く。


一昨年、宇都宮大学で開催された「だいこんサミット」に招かれた時に、練馬大根栽培の第一人者・練馬区平和台の渡戸章さんに、練馬大根の採種のポイントについて伺った。

その時伺った、採種用の個体を選ぶノウハウは、
まず、葉を見て採種する個体を選ぶということを教えていただいた。

昨年、「伝統野菜は長老に聞け!」で渡戸さんにお話をしてもらったが、採種ポイントの写真が十分でなかったので、改めて撮らせていただいた。。

2番目のポイントは、葉を見て抜いた大根の中から、昔から伝わるプロポーションの個体を採種用として選ぶという。





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練馬大根は、12月には抜いて干してしまうものだから、年明けに畑にあるのは採種用に残してある大根だ。

上の画像をクリックする
渡戸さんに、無理を言って、採種用の1本を抜いてもらった。

昔ながらのプロポーションの練馬大根だ。


2-1.jpg

そして3番目のチェックポイントは、3分1の所で、カットして細胞を見るという。

上の写真をクリックする
切り口が、このようにみずみずしいのなら問題ないが、白い綿のようになっている細胞がある場合は、細胞の老朽化で、そこから「ス」が入りやすくなることから、その個体は廃棄するという。

渡戸さんが選び出した大根には、老朽化した細胞の出る大根は、殆どなくなっているという。

細胞も問題なかった大根は、抜いた畑ではない別の畑に、寝かせるようにして植え込み、4月には抽苔する。

渡戸さんの話は、機会あるごとに、伝統の採種方法として紹介しているが、「ダイコンを切ってしまっていいの?」と云う質問もあったので、渡戸さんに実際に切ってもらった。

これらポイントは、東京都農林総合研究センターが保存している「細密画」に残っていた。





3-1.JPG

上の画像をクリツクする
渡戸さんに、改めて採種用の練馬大根を説明してもらったが、葉の大きさがコンパクトなもの、葉の輝きなど、優れたものを選んでいた。

渡戸さんが忙しい中、快くこの写真を撮るのに協力してくれた。

お蔭で、次代に伝える説得力のあるパワーポイントをつくることができた。




posted by 大竹道茂 at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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