我が家の正月は、2日に実家に家族が集まって年寄りを囲んでみんなでお節を食べるのが慣習になっていたが、ここ7〜8年は、近くのホテルでお節を食べるようになっていた。
昨年の暮れ、息子から「正月は喪中だけど、家族で食事をするぐらいは計画したいな! 」というので、計画を任せたが、「みんな三國シェフの料理を食べたことがないから・・・」と、リクエスト。
とりあえず聞いてみるかと、ソシエテミクニの岡本孝一さんに伺うと、お正月は3日からだと云う、
大人4人に子どもが3人で、一番下がこんど1年生になるいたずら盛り、店に迷惑があってはと・・・心配事を伝えると、岡本さんは、「心配ないようにセッティングします!」というのでお任せした。
我が家の女性群は、この日を楽しみにしていたようだ。
待合室で、三國シェフに家族を紹介したが、今日は東京の食材を使いましたからと・・・。
通された部屋は2階の個室で、岡本さんが用意してくれたようで、ここなら、孫が騒いでも心配はない。
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お料理についてはお任せでお願いしていたが「本日の特別メニュー」には、三國シェフが云った通り東京の食材が並んでいた。
まさに三國シェフの「おもてなし」だ。
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皿の上のメニューとナフキンを取ると、真ん中が盛り上がったお皿。
「盛り付けを拒否するお皿」という感じ。
飾り皿かと思ったらその上に料理が乗った。
グリーンマスタードは、
西東京市の新倉庄次郎さん(新倉ファーム)が栽培したもの。
サービスの小川智利支配人が、「手でつまんで食べください」と・・・・。
それより先に、パッションフルーツ味のウエルカムドリンクが出たが、炭酸の刺激に孫たちは笑顔になった。
気仙沼ホヤ大使が贈るホヤの海水ジュレ寄せ、
三國シェフは、各県の観光大使に任命されているが、
気仙沼のホヤ大使もその一つだ。
北海道の増毛で生まれ育った三國シェフは、
少年時代に浜に打ち上げられたホヤを食べて
味覚を育てたと聞いている。
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北の海に育つ海のパイナップル、ホヤと、亜熱帯の果実・パイナップル。
それに三種人参は、
小平市の有機栽培農家・川里賢太郎さんの白人参と黄人参、
八王子市の中西真一さんの人参で和え、
塩の泡とベビーリーフ添え。
海水と云うから、しおっぱいと思って口にしたが、程よい塩梅だ。
下には南米アンデス産のキヌアを敷いてある。
キヌアは南米アンデス原産の雑穀で
数千年前から高地では食べられていたという。
プツプツした食感が良い。
ワインは、「シャトー・モンテュス」の白
多摩川上流域の穀倉地東京あきる野産コシヒカリのリゾットグラチネ
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リゾットには、インディアンが食べていたというワイルドライス、
アメリカマコモの黒い種が入っていた。
八王子市・中西さんのカブ、小平市・川里さんの赤カブ、
西東京市・新倉ファームの黒大根のエマンセと、修善寺椎茸のペニエ添え。
孫たちのメニューは違ったが、美味しいと大喜びだった。
心配していた下の子も、黒服のサービスに、
雰囲気を察して行儀よく食べていた。
上の孫娘は、ミクニン世代。
ミクニンは三國シェフがNHK教育テレビの子ども番組で、
魔法使いミクニンとして魔法で美味しい料理を作ると云うもの
子どもたちに味覚を教える番組で、三國シェフのファンだった。
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ホロホロ鳥には、スパイスとしてペツパーキャビアが乗っていた。
小平市・川里さんの紫ラディッシュに、
西東京市・矢ヶ崎宏行さんが栽培する江戸東京野菜のしんとり菜と、
練馬区立野町の井口良男さんが栽培した白菜添え、
そのホロホロ鳥のジュ風味ソース
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フランスとスイス国境に近いジュラ山脈の高地で放牧される牛、
その牛の乳から作られる柔らかい美味しいチーズ。
ワインは、「モレ・サン・ドニ」、ブルゴーニュの赤だ。
練馬の大泉地域で加藤和雄さんが栽培した
イチゴのスープとアイスクリーム、
トンカ豆風味のウフ・ア・ラ・ネージュ添え
東京杉並区の名門・内藤隆さんが栽培する
栗のモンブラン、
東京産芋焼酎風味のシャンテイー添え
(パッションフルーツのマカロン・ピスタチオのギモーブ・マールのトリュフ)
お菓子がでてきたところで、三國シェフが来てくれた。
子どものうちから、味覚を鍛えるようにと、孫の母親たちに話してくれた。
孫たちも、いい経験をしたようだ。

1月14日(水)19:00〜20:54
「1億人の大質問!? 笑ってコラえて2015!! 」
日本テレビ系2時間スペシャル
三國シェフが料理する