2015年01月08日

フードジャーナリスト、食文化研究家の向笠千恵子先生が東京の農家訪問


フードジャーナリスト、食文化研究家の向笠千恵子先生には、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の顧問として、お力添えをいただいている。

昨年の暮れに、「冬の江戸東京野菜セット」を食べていただいたことで、生産者にお会いしたいというので、ご案内することになった。

向笠先生をご案内したのは、2013年の2月に東京ウドの須崎雅義さんのウド室をご案内して以来だ。





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向笠先生から訪ねたいという希望農家を主に何軒かの農家をセットしたが、朝から3軒に伺っただけで時間がくなり、後日、改めてと云うことになった。

上の画像をクリックする

今回は練馬大根の渡戸章さん、早稲田ミョウガの井之口喜實夫さん、江戸東京野菜を色々と栽培している西東京市の矢ヶ崎宏行さんを訪ねた。




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練馬大根の第一人者・渡戸章さんの話は面白い。
渡戸さんは、生産した練馬大根で、沢庵などを自分で漬けていることから、生産から漬物までの話を10時半から2時間ほど話してくれた。

糠はうるち米の糠で、12月になるともち米の精米が始まるから11月までの糠を使うという。
肥料で使う分には問題ないが、漬物にもち米の糠が入ると苦味が出ると云われていたとかで、11月までには糠の卸問屋から買って準備をしていたという。

戦後、物の無い時代、練馬大根を栽培しても、糠が手に入らなかった時代の話もしてくれた。

上の画像をクリツクする
庭に干してあった商品にならなかった大根の話から、自家用の醤油漬けを戴いたが、砂糖も入っているようで甘辛くご飯が欲しい味だった。
また、12月14日に漬けこんだという糠漬けを戴いた、美味しいと思ったが渡戸さんは昔の味が出ていないという。

昨年は練馬区内の小学校3校に沢庵漬けの指導に行っているそうだが、どこの学校も甘くしてくれと云うので砂糖を入れているという。

食育では練馬区以外の小学校にも出向いていて、これまで荒川区、渋谷区、墨田区、杉並区、新宿区などの小学校にも出かけたという。

採種の仕方などは、当ブログで昨日紹介している。







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西東京市の矢ヶ崎農園に向かう途中で、早稲田ミョウガの栽培を行っている井之口喜實夫さんのお宅へ。
急に伺うと云う事だったが、快く受けていただいた。

上の画像をクリックする
まずは、ミョウガタケのムロを見せていただいた。

ムロは昨年の需要から3倍(3畳) の面積が掘られていて、昨年の暮れに落ち葉などを踏み込んで、その上に早稲田ミョウガの根茎が詰め込まれていた。

収獲は2月中旬の頃になるだろうとのことだった。

井之口さんは、東京の代表的なキャベツ生産農家だと向笠先生にお伝えしていたので、キャベツの質問をされたことから、キャベツの苗床を見せてくれた。

座敷にあげていただいたが、向笠先生も座敷に掲げられていた8人の農林水産大臣の賞状に驚かれていた。
この事は当ブログの追録で紹介している

帰りがけに、キャベツを食べてみますかと、昨年の暮れに私も戴いたスイーツキャベツを切って戴いた。

向笠先生も甘いと驚かれていたが、早稲田ミョウガのドレッシングも出していただいた。






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熱心な取材だったので、西東京市の矢ヶ崎宏行さんのお宅には16時近くになっていた。

まずは、矢ヶ崎農園の主力野菜ルツコラと春菊が栽培してあるハウスへ。
矢ヶ崎さんはすきや連の代表をしている向笠先生に、すき焼きにどうですかと、ちぎって食べてもらっていた。

上の写真をクリックする
新しく建てたハウスで出荷が始まったスナップエンドウは、なっているのを試食させてもらったが、食べ終わった後から甘みが広がった。

露地で栽培されていた三色のビーツと品川カブを抜いてくれた。
金町コカブを抜いてくれたところで、向笠先生から明日は「七草」!!。

そこで矢ヶ崎さんが、農園内に生えている七草を集めてくれた。

写真中上の上から、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、
スズナ(金町コカブ)、スズシロ(亀戸ダイコン)で、ホトケノザだけは農園内に無かったが、
向笠先生には喜んで戴いた。

この後も、数軒の農園に伺う予定だったが、暗くなったので先方には、改めて伺うからと携帯から連絡を入れたて、降りだした雨の中をお別れした。



posted by 大竹道茂 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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