2015年01月27日

金沢大学の香坂玲先生が江戸東京野菜の栽培を視察された。


2013年8月に金沢大学の冨吉満之准教授が訪ねてこられて、江戸東京野菜の現状をお話したことがあった。
昨年、冨吉先生は熊本大学に異動されたが、金沢大学の人間社会環境研究科の香坂玲准教授を紹介された。
先日、香坂先生から東京に行くついでに、江戸東京野菜の現場を見たいという連絡が入った。

本来のお仕事の合間の時間帯だったようなので、効率的に動けるように、大江戸線の光が丘駅で待ち合わせて、早稲田ミョウガの井之口喜實夫さんに時間を取ってもらった。





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生憎の雨だったが、井之口さんのお宅では、後継者の勇喜夫さんも対応していただいて、ハウスの中に掘られた、ミョウガタケの室を見せていただいた。

2週間前に、見せていただいたことは、当ブログで紹介したが、この間、芽は動き始めていた。

ミョウガタケは、光を当てないように育てていて、雨天だったので、見ることが出来たが、
光が当たると、固くなることから、あまり長くシートを剥いでおくことは品質にも影響を与える。





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井之口さんには、早稲田ミョウガの栽培の難しさなどを質問していた。

井之口さんは、他に内藤とうがらしや寺島ナスも栽培していたが、勇喜夫さんがドライの内藤トウガラシを見せてくれた。





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限られた時間だったが、車だから大泉地区で、農業体験農園を運営している白石好孝さんの畑に向かった。
香坂先生は、ご実家が西大泉だそうで、同じ大泉の白石さんの情報は得ていたようだが、まだお会いしていないという。

白石さんは作業場にいて、何時ものように笑顔で迎えてくれた。
ご子息の啓さん(写真左)も手伝っていた。

香坂先生は、白石さんが実施している「練馬方式」と呼ばれる体験農園や、江戸東京野菜の練馬大根を次世代に繋げる採種の取組について質問をされていた。


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もう9年も前になるが、「練馬大根引っこ抜き競技大会」を企画した時に、パソコンで手作りのポスターやチラシを作ったが、大根を抜いている写真がないかと探していた時に、白石さんが提供してくれたのが、啓さんのこの写真。

啓さんは、頼もしい青年になっていた。

追伸


実は、丁度昼食の時間帯になったので、「白石さんの畑の脇にあるレストランに行きますか !」、と車の中で聞くと、香坂先生は「畑の見えるレストランとかいうところですか」と、「ラ・毛利」のことは知っていて、行きたいところだったという。

ただ、人気のレストランだけに予約なしで入れるかわからないので、白石さんへの取材より先に店に行ったが、
案の定、満席だと断られてしまった。

雨だからもしかしたらと思っていたが、残念。
折角なので、先生は、店内の様子や、畑から見る同店を撮っていた。

今回は1時間と云うことで、井之口さんのお宅だけの予定だったから、香坂先生も納得だったが、

先を急ぐ香坂先生は再会を約して、光が丘から大江戸線に乗って次の目的地に向かわれた。



posted by 大竹道茂 at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話
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