杉並区で野菜栽培をしている井口幹英さんが、2012年から江戸東京野菜の伝統大蔵大根を栽培していて、これまで新聞等で紹介されているが、今年も順調な生育を見せているという。
先日、江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事の佐々木昭さんが、隣り町だからと自転車で行ってきたと写真を送ってくれた。
井口さんの畑は、荻窪駅の北、清水1丁目の住宅街の中にある貴重な農地。
伝統大蔵大根は世田谷の大塚信美さんから分けてもらった種で栽培が始まったもの。
昨年の9月12日に種まき、今期150本ほど栽培し12月に50本ほど販売し、残りを1月の中旬から販売し始めた。
伝統大蔵大根の揃いも良い。
毎年、楽しみに待っていてくれるお客さんもいて、いつから販売するか聞いてくる方もいるという。
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伝統大蔵大根は、杉並区の「みなすけ」キャラクターが描かれた大根用ビニール袋に入れて販売。
井口さんは、有機栽培にこだわっていて、「ぼかし肥料」を作っていて、1月2日に仕込んだものだという。
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土づくりに数年かかる。
井口さんは、昨年古くなった500uのアパートを取り壊し、農地に戻す手続き中だそうだが、手続きと並行して、現在土づくりに専念ししている。
井口さんは、小笠原の島トウガラシ、沖縄の島トウガラシ、そして、タカノツメの3種のトウガラシを栽培している。
佐々木さんは、井口さんに「江戸東京野菜の栽培品種を増やしては!」、と勧めてみたようだが、
井口さんは、トウガラシ栽培は慣れており内藤トウガラシにも関心があるという。
また、高井戸半白キュウリも杉並区の地元野菜だけに、農地に戻したところで栽培を考えているようだ。
井口さんについては、先日日本農業新聞に掲載された。当ブログではJA東京中央と日本農業新聞の了解を得て掲載する。