先日、西東京市の矢ヶ崎宏行さんが、ミョウガタケの芽が出たとの情報をいただいたので伺った。
ハウスの中に、掘られた溝は、ウド栽培の岡伏せと云われる昔からの伝統的栽培法。
矢ヶ崎さんは、畑の一角でウドを栽培し、江戸東京野菜の軟化ウドは庭先売りを行っている。
軟化栽培の技術を持っている矢ヶ崎さんは、井之口喜實夫さんのミョウガタケの栽培を見て、やってみたくなったということで、今年初めて取り組んでみたという。
上の画像をクリツクする。
矢ヶ崎さんは、なんでもトライしてくれるので、頼もしく思っている。
早稲田ミョウガのミョウガタケは、根茎の伏せ込み方法が異なることから、井之口さんとは差が出て、芽がまばらとなっている。
今回は試作で、課題は見えたようだが、今後、光の当て方などの、難しい仕上げが楽しみだ。
溝は2カ所掘られていて、もう一方は毎年栽培している、江戸東京野菜の東京ウドを伏せ込むのだという。
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岡伏せの溝は角の土が崩れやすいので、木枠で土止めをしているが、木枠を藁で巻くことで、木枠と土が馴染みしっかりと土を抑え込んでいる。
ウドの岡伏せは、溝内の温度一定にするために、溝をトタン板でふたをして、その上に土を盛るという。
溝が浅いように思えたので、聞いてみたら、小家族でも食べきれる「短茎」のウドの大江戸美人を作ると云う。

昼食前に伺う予定だったが、道が混んで食事時に伺うことになってしまった。
食事は終わった!、と聞かれた。
矢ヶ崎さんは、気が向くとうどんを良く打つらしいが、うどんを食べて行かないかと、
奥さんが、カレーうどんを出してくれた。
来るのが分かっていたから、うどんを多めに打ったんだと云う。
それも、矢ヶ崎さんの好物だと云う「カレーうどん」。
美味しくいただきました。
矢ヶ崎さんご馳走さまでした。