都庁産業労働局農林水産部のある42階から、青梅街道方面を眺めると
、眼下に新宿中央公園。
その一角にある建物が、新宿区立のエコキャラリー新宿。
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都庁から望む、エコギャラリー新宿と、エコキャラリー新宿から都庁を見上げる。
そんな位置関係だ。
この度は、そのエコギャラリー新宿で、1時半から公開講座として江戸東京野菜の講演を依頼されていることは、当ブログで案内している。
今回は、「食から考える環境問題」の公開講座だが、初日を依頼されたもので、「次世代に伝えたい江戸東京野菜」として2時間の時間を戴いた。
御所窪和子館長のご挨拶に続き、新宿エコリーダー養成講座の企画運営スタッフとして活躍されている小山裕三さんの司会進行で始まった。
講演は、新宿の伝統野菜を中心に、お話をさせていただいた。
基本的な、江戸東京野菜とは!、から始まり、食生活のベースになる大根の話。
そして、新宿の伝統野菜とその取り組み等について紹介した。
信州高遠藩主内藤家の下屋敷だった現新宿御苑、内藤家17代当主の内藤頼誼氏に伺った話を紹介した。
内藤トウガラシの栽培は、大久保小学校の取組で、地元の老舗和菓子屋(新宿 岡埜栄泉)と共同開発して、饅頭ができた話などを・・・。
内藤カボチャは、西新宿小学校の取組について紹介。産地は、内藤家の屋敷地から、青梅街道沿いに出来た産地は、淀橋カボチャ。
甲州街道沿いに出来た産地は、角筈カボチャとなったことなどを・・・、
神田川沿いの産地だった、柏木小学校では鳴子瓜の復活栽培が行われたことなどを・・・。
そして、早稲田ミョウガの発見から、早稲田大学が実施する「気仙沼支援」の早稲田カツオ祭り等。
秋の早稲田ミョウガの子と、早春の早稲田ミョウガタケの栽培などについて紹介した。
会場には先日高円寺の「うおこう寄席」でお会いした放送作家のMOKO/もこさん(瀧澤もと子さん)もお見えになっていて、たっぷり2時間お付き合いいただいたことから、
江戸東京野菜の歴史は面白い、落語は立川吉笑さんに任せて、私は講談を書く、と云っていただいた、楽しみだ。
今回も新たな出会いもあった。
質問を戴いた野村晃さんは、柿の禅寺丸が新宿の落合にもたくさんあり、甘い柿は戦後の一時期市民が好んで食べていた。
この柿を江戸東京の伝統的な柿として定めてほしいという要望を伺った。
練馬からは長嶺利樹さん((株)アゴラ造園)と、新宿区立こども図書館の駒井みどりさんも、江戸東京野菜に注目、栽培農家の支援をしたいという。
杉並の中山るりこさんは、高井戸半白キュウリは復活したんですか!との質問を受けた。
エコキャラリー新宿のプロジェクトメンーバーの室伏進さんとも名刺交換をさせてもらった。
新宿中央公園を、会場のエコギャラリー新宿に向かって歩いていたら、新宿十二社の熊野神社のお社が見えたので行ってみた。
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公園から境内に入れる門が新築されていたので、久しぶりに境内に立ち寄った。