昨年、横浜植木(株)の渡邊充常務から、日本種苗協会関東ブロックの総会で江戸東京野菜の最近の情勢などを話してほしいと電話をいただいた。
2009年10月に、日本種苗協会の辰年生まれの会、「種竜会30周年記念大会」が品川プリンスホテルで開催された時に、記念講演として「江戸東京の伝統野菜」を話したことがあったが、辰年生まれの渡邊常務が聞いてくれていて、この度のご指名となったようだ。
2011年には、日本種苗協会が共催した「地方伝統野菜の現状と将来展望」が名古屋で開催された時にも、お話をさせていただいたことがあり、
タネがご専門の皆さんに、江戸東京野菜をとりまく情勢について知っていただくことは願ってもないことで喜んでお受けした。
今年になって、(一社)日本種苗協会関東ブロック総会神奈川大会が2月24日に湯本富士屋ホテルで開催するという文書を、時田巌日本種苗協会関東ブロック長と、山本洋之神奈川県支部長の連名で戴いた。
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日々、暖かくなっていて、湯本では水仙が花開いていた。
会場の湯本富士屋ホテルは、小田急の箱根湯本駅からは早川に架かる橋を渡って3分、景観を壊さないように箱根旧街道に面した木陰にエレベーターの乗り場があった。
少し早く会場に着いたが、総会が行われていたので、横浜植木鰍フ渡邊常務がお相手してくれたが、丁度この時間は、総会の講演として、福岡県久留米市から見えた轄笂c種苗本店の坂田浩一社長が、講演「食育の価値の見直し」を話されていると云うので、途中からだったが、聞かせていただいた。
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関東各県の種屋さんに、地域の小学生などに作物の栽培等を通して積極的に食育を行っていく必要があると、同社が取り組んでいる事例を紹介しながら熱く語られたが、実践を通してのお話なので、参考になるもので、メモをさせていただいた。
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渡邊常務から、関東ブロック神奈川大会の記念講演ということで、講師紹介を戴いた。
テーマ「江戸東京野菜あれこれ」で、16時からT時間お話をさせていただいた。
関東ブロックの種屋さんの集まりと云うことで、40品目もある江戸東京野菜を紹介、特に、練馬大根を例にとって、後に五代将軍綱吉になった松平右馬頭時代に、尾張から大根のタネを取り寄せた話、江戸の気候風土で育成された練馬大根が、今度は、全国に持ち帰られ、山形県庄内の事例として、古文書などを写して紹介した。
江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座の紹介や、
「伝統野菜は長老に聞け!」の取組では、植松敬先生、澤地信康先生、渡戸章先生、小林五郎先生の講座が行われていることについても紹介した。
また、食育活動としては、第五砂町小学校の種の贈呈式を事例として、紹介した。
総会後の、懇親会に招かれたが、
「潟Tカタのタネ」の坂田宏社長、「カネコ種苗」の金子昌彦社長、兜髄野種苗園の油木大樹社長、鞄本農林社の近藤宏会長、潟~ヨシの三好世紀会長、トキタ種苗の時田巌社長、(有)山本種苗店の山本洋之社長、東京都種苗会の進藤進理事長(進藤総合園芸センター)、(一社)日本種苗協会の福田豊治事務局長(順不同)さん方には、ご挨拶をさせていただいたが、
東京支部のミヨシグループの三好正一社長、植松種苗緑化鰍フ植松真徳社長、
埼玉支部では、朝日工業(株)の栗本義之顧問、茨城支部では柳澤康博社長と名刺交換をさせていただぎ、親しく情報交換をさせて戴いた。
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日本農林社の近藤友宏社長もみえていたので、江戸東京野菜の滝野川ゴボウや、砂村一本ネギなどで、便宜を図っていただいているのでお礼を申し上げたが、「・・・・・長老に聞け!」の、植松先生の取り組みについては、感心されていた。
今年は「・・・・・長老に聞け!」に、東京都苗協会OBに出てもらおうと思っていることもお伝えした。
また、東京支部でも食育に取り組んでいるそうで、今後、連絡を取り合って協調できればと提案をした。
今回は、事務局として横浜植木鰍フ山田茂部長にはお世話になった。
ありがとうございました。