練馬区では、区民と連携、協働して都市農業・農地を支えていくための人づくり、また、育成した人々を活かす仕組みづくりに取り組んできた。
同区では「都市農業に関わる人材育成・活用構想」を推進するため、区民に農業の魅力と役割を伝え、農に関心を持つ区民の中から農業を支える人材を育てるとともに、人材が活躍する場を提供する拠点として「練馬区 農の学校」は開校したので、先日、圃場に伺った。
同園では17日から、農業体験農園園主会のメンバーにより、人材育成の栽培指導が始まる。
栽培技術を学びたいとする初心者から、栽培経験のあり農家支援を希望する方々まで、色々のようだが、
最終的には、農業を支える人材、「ねりま農サポーター」の育成だが、
これまでの、農作業ヘルパー・援農ボランティア事業の趣旨を継承し、「練馬区 農の学校」の修了生が農業者のもとで農作業を支援する取組を目標としている。
練馬区では、3月下旬に、JA東京あおば、農業委員会、同区体験農園園主会、東京都農業改良普及所、区民の協力をえて、同区高松1丁目の圃場で「練馬区 農の学校」の開校式を行った。
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開校式には、受講者30数名を前に、前川燿男練馬区長が挨拶を行い、
その後、榎本高一JA東京あおば組合長、講師をつとめる練馬区体験農園園主会 五十嵐透会長などが紹介された。
引き続き、受講者を代表して親子2組が、栗の「ぼろたん」で記念植樹を行った。
因みに、ぼろたんは加熱すると鬼皮と一緒に渋皮も一緒にきれいに剥けるという品種。
この事業、地元の造園会社・アゴラ造園株式会社が管理することになったとか。
同社、執行役員環境開発部の長嶺利樹部長が、「エコギャラリー新宿」で開催された講演を聞きに来た。
帰り際に名刺交換をしたが、
「練馬大根を初め、江戸東京野菜を、『ねりま 農サポーター』にも栽培してもらったらと思っていたが、
話を聞いて、改めてその必要性を感じました」という。
大勢いる江戸東京野菜コンシェルジュのメンバーがお手伝い出来ればと思っている。