2015年05月03日

天皇の料理番・秋山徳蔵の料理をヒントに、伊藤総料理長が「新宿御苑ゆかりのプレート」を検討中。


TBSテレビ60周年特別企画として、放送1週間前から「料理に全てを奉げた男、天皇の料理番にまでなった秋山徳蔵」と、放送予告を繰り返していた日曜劇場「天皇の料理番」が、先週の日曜日4月26日から始まった。

何をやっても長続きをしない徳蔵が、昆布問屋の婿に入るが、ひょんなことから一口カツレツを食べたことをきっかけに、料理にのめり込んでいく。

2時間番組の後半には、新妻俊子のもとを離れ、縁あって一流西洋料理店・華族会館(旧鹿鳴館) で働けることになる。

今晩第2話が放送されるが、これから、どのような展開になるのかは興味深い

因みに、秋山徳三が宮中に入った時の上司が、新宿御苑の発展に貢献したばかりか、日本の園芸界にも大きな影響を与えた福羽逸人が大膳頭の時だそうで、物語の後半で福羽逸人が登場するかもしれないと、国民公園協会新宿御苑総務部の本荘暁子さんが教えてくれた。





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晩年の秋山徳蔵にお会いしたという、新宿御苑「レストランゆりのき」の伊藤秀雄総料理長が、昨年の2月に、江戸時代に高遠藩主内藤家の下屋敷だった現在の新宿御苑で生まれた内藤とうがらしと、内藤カボチャ等、江戸東京野菜を使って、「大饗賜宴 献立」を作っていただいた。

皇室御苑としての歴史を持つ新宿御苑に残る資料をもとに作っていただいた料理は絶品だった。



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この連休、新宿御苑インフォーメーションセンター入り口前では、内藤トウガラしや内藤カボチャの苗を初め、江戸東京野菜等の新鮮野菜を販売している。

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そんな準備の間に、同苑内「レストランゆりのき」の伊藤総料理長にお会いした。

昨年、2月に ”あっぱれ野菜! STUDY & CAFÉ “ で、「大饗賜宴 献立」を料理していただいたが、参加者は感激したものだ。

この企画、大好評だったことから、夏にはには大正8年(1919) 7月12日、「第1次世界大戦の平和条約調印」に伴い、宮殿豊明殿で行われた料理をアレンジして作っていただいた。

今年は、江戸東京野菜講座は、 
江戸東京野菜コンシェルジュ協会と一般財団法人国民公園協会新宿御苑が主催し、共催・環境省自然環境局新宿御苑管理事務所で、同苑インフォーメーションセンターを使って実施することになったことから、

伊藤総料理長は、6月27日(土)に開催する「新宿御苑スタディー&カフェ」では、内藤とうがらしの炊き上げ御飯や、伝統小松菜、新宿御苑ゆかりのイチゴのスコーン等、

「大饗賜宴 献立」をヒントにワンプレートにした、新宿御苑ゆかりのプレートを検討しているというから、楽しみだ。


追録


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別れ際、伊藤総料理長から飲んでみてと戴いたのが、同苑で販売されている「OLIVE TEA」と「まりこの紅茶」。

オリーブは、明治12年に明治政府がフランスから輸入し、新宿農事試験場の分園、歓農局三田育種場等で栽培された。その後。神戸の神戸オリーブ園が農商務省直轄となり、福羽逸人による管理が好成績を収めて、明治15年には果実が収穫され、我が国で始めてオリーブオイルの採取及びテーブルオリーブス加工が行われている。

「OLIVE  TEA」は、オリーブの実と葉を焙じて、ほうじ茶のような味わい。

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「まりこの紅茶」はその物語がラベルに書いてあったが、製茶技術を全国に広めた明治政府の多田元吉が静岡県丸子(まりこ)に茶園を開墾した。

本荘さんの話では
「丸子紅茶の多田元吉は、内藤新宿農事試験場に勤務していて、紅茶栽培研究のためインドに派遣されました。
実は日本の紅茶の発祥も新宿御苑で、その他、はちみつ(養蜂)なども御苑がルーツです。」

「まりこの紅茶」と「OLIVE TEA」には、新宿御苑とのご縁の歴史が物語になっている。

伊藤総料理長、ご馳走様でした。



posted by 大竹道茂 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 内藤トウガラシとカボチャ
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