女性写真家の高橋淳子さんに電話をして、江戸東京野菜を撮ってみませんかと、4月に電話をした。
江戸東京野菜の昨今の動きは、ご存じのようで好感触だったので、5月の連休明けにまた電話をしますと云って、電話を切ったが、失礼ながら、電話をするのを忘れていたら、高橋さんから電話を戴いてしまった。
それではと、数日後に府中市立本宿小学校で、府中市の伝統野菜「府中御用ウリ」の授業と定植作業があるからと、お誘いした。
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高橋さんとは、2007年6月に、有楽町の東京銀座富士フォトサロンで「東京「農」23区」の個展が開かれるた時に、見に行ってお会いしたのが最初で、きめ細かに取材し、撮影した作品だったのを記憶している。
その後、東京の離島農業の取材も行っていて、本が出版したことは当ブログで紹介した。
ここ数年は、主催者から依頼されて東京都農業祭の会場を撮影していて、昨年は江戸東京野菜の展示コーナーで説明しているところを撮っていただいた。
府中の本宿小学校で生産者の石川孝治さんを紹介したが、石川さんの畑には、改めて伺うことになったようだ。
本宿小学校から北へ、東八道路に近い国分寺の小坂良夫さんのお宅に寄った。
小坂さんは不在だったが、高橋さんは小坂さんを取材したことがあるという。
さらに北へ、小平市の岸野昌さんの畑に向かった。
岸野さんもいなかったが、奥さんに断って、畑を見せて戴いた。
岸野さんは、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジン、内藤カボチャに、品川カブや、三河島菜、鳴子ウリに本田ウリも作っている。
高橋さんは2012年に、「埼玉ふるさと野菜版画」とのコラボをやるというので、埼玉の生産者を紹介したこともあった。
最後は、西東京の矢ヶ崎宏行さん。
滝野川ゴボウの取り残しがもうすぐ抽苔しそうだという。
後ろには、早稲田ミョウガが伸び始めていた。
三河島エダマメ、カラーニンジンのおろぬき。
馬込三寸ニンジンのタネを採っていた。
内藤カボチャは場所をとるからと、畑のすみの空いたスペースに植えていた。
高橋さんは、その後、カメラを担いで15世紀のインカ帝国マチュビチュに出かけて行った。
土産話が楽しみだ。