3月上旬、早稲田ミョウガを発見した捜索隊隊員の1人で、小学館集英社プロダクションの島貫倫子さんからメールを戴いた。
寺島ナス、鳴子ウリ、馬込半白キュウリなどを栽培したいのでと、苗の手配を頼まれた。
その時、小学館集英社プロダクションが業務受託をしている中央区環境情報センターが主催する講座として、江戸東京野菜に興味を持っているので、担当から連絡があったら協力をしてほしいとの情報をいただいていた。
4月上旬に、中央区環境情報センターの中谷幸廣さんが訪ねてこられ、ホテルカテンッア光が丘でお会いした。
環境という視点で話してもらいたいという。
中央区では毎年総合環境講座を開催していて、今年は5月11日付で、平成27年度の講座が発表された。
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会場は、かつて江戸から昭和初期までは、京橋大根河岸青果市場に関わる店が建ち並んでいた辺りが、再開発により一昨年竣工した東京スクエアガーデン6階の中央区環境情報センター。
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18時30分から中谷さんの進行で始まったが、
当講座の慣例で、5グループ、6人に席が分けられていて、自己紹介から始まった。
環境問題に取り組んでいて、毎年受講している方の他に、私の話を前にも聞いてくださっている方や、江戸東京野菜に興味を持っていたので参加したという方が、4〜5人いらした。
中央区では、かつて「室町福徳塾」や「日本橋倶楽部」、「銀座食学塾」、そして「日本橋社会教育会館」、最近では「交通会館」でも話しているから、どこかで聞いていただいたようだ。
ありがたい。
環境講座として呼んでいただいているので、前段で、かつて「伝統野菜が地球を救う!」として伝統野菜サミットが加賀野菜の地で開催されたことを紹介し、
伝統野菜は、流通に乗らなくなって栽培されなくなった野菜。
「地産地消」、無理して流通に乗せるのではなく、産地に食べに来ていただく野菜で、ある意味「産地のおもてなし食材」だ、と云うことをお伝えした。
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20時過ぎから、グループごとの意見交換が行われ、グループ代表による発表が行われたが、
私の話を良く聞いてくれて、初めて聞いたとか、率直な江戸東京野菜への期待などの意見が述べられた。
受講者の中には、押上「よしかつ」に行かれた方もいて、皆さんを案内したい
とツアーの提案をしていた。
中央区には、市民農園のようなものがないので、屋上とか、ベランダしかないが上手にできますか!、との質問。
当ブログで紹介した、屋上菜園の事例と、江戸東京野菜神楽坂野菜計画の動きも紹介した。
また、当日は皆さんに紹介しようとお誘いしていた白鶴銀座天空農場の小田朝水農場長は急用が出来てこられなかったので、小田農場長が案内してくれるから一度ご覧になってはと写真で紹介した。
尚、同講座には「農」のある暮らしづくりのアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣された。