2015年06月16日

昭和ロマン漂う砂町銀座の老舗「おもかげ食堂 銀座ホール」で、中瀬先生に砂町近辺の歴史を伺う。

江東区砂町文化センター主催の「伝統の江戸東京野菜」講座、第3回は、砂町区民館で「砂村地域の江戸東京野菜」で開催されたことは、ブログで紹介した。

14時から開催と云うことで、遅れては皆さんに失礼と昼食をとるタイミングを逸して、13時半に砂町2丁目でバスを降りた。



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砂町銀座は、休日は1万人の人出があるという、有名な商店街だ。

上の画像をクリックする
砂町銀座で食事をとろうと、探しながらしばらく歩いたところに、おもかげ食堂「銀座ホール」の看板、すでにかき氷を始めている。

昭和ロマンの風情ある店に飛び込んだ。
店内は7割ほどの客、「急いているんで、何が早くできますか」と女将に聞いたら、「順番です!、」と、ピシャリと云われてしまった。

別に不愉快に思ったわけではないが、「時間がないから」と、店を出て、数軒先の中華料理店が空いていたので食事を済ませ、10分前に会場に入れた。


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1時間半、砂町地域の農業について、お話をしての帰り道、砂町銀座を歩いていたら、後ろから呼び止める声、
振り返ると、今回の講座を受けてくれている、中瀬勝義先生が自転車を押して後ろにいて、
「お茶でも・・・・、時間ありませんか!」と・・・。

「良いですね」と答えて、頭に浮かんだのが、時間がないからと失礼した「銀座ホール」、

人込みを分けながら店の前で、「ここでどうですか!」と訪ねると、こんな店があっんだ、「いいですネ」と云うので先に暖簾をくぐった。

中瀬先生は、自転車を店の脇に停めてから、店に入ってきた。

店内を見回して、女将に聞いてみると、創業78年だそうで、昭和12年創業と云う事のようだ。
戦後の食糧不足をどう切り抜けたのだろう、今度聞いてみたい。

手書きのイラスト入りメニューも見ているだけで楽しい。
先生は自転車なので、ビールはやめて2人ともクリームあんみつを注文.

中瀬先生に、江東の話を伺った。
玉川寛治著の「製糸工女と富国強兵の時代、生糸がささえた日本資本主義」の読後として、不朽の名著『女工哀史』の著者細井和喜蔵は、亀戸の繊維会社で働いていたという。

亀戸地区では大正2年には東洋モスリンの3000人の女工さんの待遇改善ストライキがあり、労働運動の先進地域になっていて、それらが下敷きになっているそうだ。
帰宅後、「お江戸舟遊び瓦版」を送って戴いた。

亀戸天神片隅に『中江兆民翁の碑』が掲載された「お江戸舟遊び瓦版」もご紹介する。

posted by 大竹道茂 at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報
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