農作業安全の手作りお守り「東京ハッピーリング」を作っている、東京の女性農業者グループ「ぎんなんネット」の会員濱中洋子さんから電話をもみらったのが、5月の初めだったか、
何でも、各地で活躍する女性農業者グループで組織する連絡協議会(関森道子会長) の学習会を実施したいが、江戸東京野菜の話と畑を見たいという依頼。
濱中さんの息子さん俊夫さんは、今年、江戸東京野菜の「川口エンドウ」を普及栽培を行っていくれた。
丁度6月の中旬なら、寺島ナスの収穫が始まる頃だからと、三鷹の星野直治さんを紹介して、その経緯と物語はお話しましょうと、お伝えした。
その後、事務局を担当している東京都の菊地正人さんから電話をもらった。
菊地さんは、かつて西多摩農業改良普及センターにいて、檜原村を案内してもらったことがあり、お世話になった思い出がある。
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一行は、14時前に星野農園を訪れた。
皆さん、星野さんの屋敷回りを見てから席に着き、
早速、菊地さんの司会進行で、星野さんが寺島ナスへの思いを話された。
引き続き、寺島ナスの復活栽培を行った墨田区立第一寺島小学校に依頼した経緯についてお話をし、栽培指導を東京のナス栽培では第一人者の星野直治さんにお願いしたいきさつについても紹介した。
一行は、畑でも、星野さんを囲んで、矢継ぎ早の質問。
皆さん、農業やっている方だけに、質問も専門的なもの。
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星野さんのナス畑は、千黒2号をメインに、寺島ナスは11畝の300本ほどを植えている。
銀色のピラピラも皆さん気になったようだが、これは光るものが嫌いなアブラムシ対策で、昨年効果があったので今年も実施しているとか。
星野農園の入り口に、ナスの販売をしている。
近所の皆さんがあてにしていて、日に何回も補充するとか。
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寺島ナスを入れる場所もあり、寺島ナスを好んで買い求めるリピーターも少なくないそうだ。
一行は、選果機も興味深く説明を聞いていた。
東京都農業祭の「直治コレクション」は有名で、こどもや消費者に農業や作物を理解してもらうための作品を作っている。
今年は、里芋がたくさんの子芋を付けているところを見てもらおうと、10月を目標に作り始めていた。
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これまでは、一本のナスになす科の植物を接ぎ木して、同じ時期に花を咲かせたり、ナスのスカイツリー634(ムサシ)、として6.34mのナスを作ったことも好評だった。
今年はどんなものを作るのか、その舞台裏を見学した。
これなんだか分かる、と云って持ってきてくれたのが、なす科の植物の実。
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ジャガイモのキタアカリの果実だ。
半分に切ってみるとトマトそっくり。
ジャガイモがナスの仲間であることが良くわかる。
尚、同講座には「農」のある暮らしづくりのアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣された。
お土産に皆さんんが作った品をお土産に持参され、関森会長から、星野さんと私にも手渡してくれた。
星野さんが東京都農協青年部の委員長時代だと思うが、関森さんのご主人も地元調布の青年部長をされていたから、私も良く存じている。
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東京ハッピーリング、ベニバナ、梅干、香りのよいハーブのラベンダーを戴いた。