八王子市立みなみ野小学校(石代俊則校長) の4年生が実施している、八王子市の伝統野菜「川口エンドウ」の栽培は、収穫体験をしているところを当ブログで紹介した。
生徒達は自宅にも持ち帰り、みそ汁などに入れて食べたようだが、美味しかったと云っていた。
今回、9時からタネ採りをすると云う情報を、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表から聞いたので、出勤時間帯の渋滞を考慮して朝早く出かけた。
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1組(学年主任・斉田清子先生)、2組(学校農園担当・河南聡先生)、3組(担任中村祐貴子先生) の、3クラス90名が、畑で待っている我々の方に向かって歩いてきた。
畑では、この辺りをテリトリーとするオスのキジが危険を察してか、隣の畑に逃げて行った。
また、山鳩は川口エンドウのはじけた種を啄ばんでいた。
全員が集まったところでご挨拶。
斉田先生の進行で、福島代表から採種の仕方の話があって、私も挨拶させてもらった。
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数個ずつ、3クラスが順番に採種し、それを何度も繰り返したことから、生徒達は最後まで飽きずに採種ができた。
最後に、自宅でも栽培できるように、ひと莢もいで採種の授業は終わった。
八王子市教育委員会保健給食課の安齊祥江主査(栄養士)が来ていて、生徒達の様子をカメラに収めていた。
尚、この度採種したタネは、来年度の新4年生のために、11月下旬にポットに播種して苗づくりを行う。
これによって、種を通して次代に、命を繋いでいく授業を行うことになる。
採種したタネは、河南先生が大切に持って帰られた。
また、8月下旬には、高倉ダイコンのタネを、川口エンドウを栽培した場所に播種し、12月に収穫する。
一部の高倉ダイコンは、採種のために残すことになる。
八王子市では、江戸東京野菜の取り組みを教育委員会の他に、産業振興部観光課も注目していたが、
この程、同市のホームページで、江戸東京野菜を八王子市の観光資源として位置づけた。
現在、川口エンドウ、高倉ダイコンだけだが、八王子での生産量の多い、タケノコ(孟宗竹)も江戸東京野菜だ。
また、夏のショウガ祭りに出される「八王子ショウガ」は、今年にも江戸東京野菜に登録される候補野菜だ。