八王子市立みなみ野小学校(石代俊則校長) の4年生が今年から地元八王子の伝統野菜「川口エンドウ」の栽培を行い、収穫し、食べ、そして種を採ったところまで当ブログで紹介しているので、振り返ってご覧いただきたいが、
この程、秋冬産野菜で地元八王子の伝統野菜「高倉ダイコン」の種まきを行った。
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夏休みの終わりころ、新沼聡副校長先生をはじめ同校の先生方全員で、各学年が植えたさつま芋の畑(写真左上) 等に生えた夏草の除草を行ったそうだが、1時間で済んだという。
圃場の脇には、除草された夏草がうずたかく積まれていた。
その後、高倉ダイコンの種まきを控えて、担任の先生が同校にある豆トラで、入念に耕運行い、
黒マルチを敷いたが、アブラムシを寄せ付けないタイプ。
マルチを張った後、30cm間隔で、穴をあけた。
授業の前に入る前に生徒達が播種しやすいように、福島さんがひと穴、ひと穴、土をほぐしていった。
4年生たちは、川口エンドウを復活栽培し、収穫した思い出を脳裏に刻み、次なる高倉ダイコンの復活に、思いを馳せていた。
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高倉ダイコンのポスターを示しながら、60cm以上の大根を目指して、育てるようにと・・。
1人ひとりが、3粒の高倉ダイコンのタネを、マルチに空けられた穴に一つづつ播いてから、軽く土をかけた。
3粒づつ。何度か順番が来る都度、蒔いていた。
この種、1人になった高倉ダイコンの生産農家・立川太三郎さんから種を分けてもらったものと伺っていた。
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福島さんから種蒔きの方法を聞いた生徒達は、マルチの穴の中に、指で3点を印をつけた後、そこに種を蒔いて土をかけていた。
4日16時より、時間が無くてマルチを張れなかった残り2つの畝にマルチを敷き、先生方で種まきと、すべてのネット掛けを行ったと、後日、福島さんが写真を送ってくれた。
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「かなり暑かったですが新沼副校長、斉田清子学年主任、河南聡先生、中村佑貴子先生と協同で行ったおかげで、速やかに問題なく完了しました。」
「作業完了後みんなで、渇いたのどを潤し達成感に浸りました。」とあった。
とかく、小学校の栽培は、作りやすい交配種(一代雑種) の種を蒔いた後、草むしりもしないで、後は収穫と云う授業をしている学校が多い中で、伝統野菜に取り組んでいる学校はきめ細かに栽培から収穫、種取りまで取り組む学校が増えていることも、嬉しいことだ。
4年生の次回授業は10月に間引きを行うという。