江戸東京野菜追加品目については、例年、江戸東京野菜推進委員会が、産地JAなどからの申請を受けて、審査・協議を重ねて決定案を取りまとめ、JA東京中央会の理事会で決定をみるが、
今年の江戸東京野菜推進委員会は、8月26日に開催され、追加案をまとめていたが、24日に開催された同会理事会で2品目の追加が承認決定を見た。
これにより、江戸東京野菜は42品目となった。
今回、決定されたのは、八王子ショウガと滝野川大長ニンジン。
八王子ショウガについては、これまで当ブログでも紹介してきた。
来歴や特性についても紹介している。
また、滝野川ニンジンについては、滝野川大長ニンジンとして登録された。
委員会事務局が説明した、滝野川ニンジンについては、純粋種は昭和初期に絶滅している。
これを前提に説明があった。
今回決定した、滝野川大長ニンジンは、滝野川ニンジンと札幌大長ニンジンとの交雑種「万福寺大長ニンジン」を、滝野川ニンジンの遺伝子を残す固定種のニンジンとして、販売元の日本農林社の了解を得て承認した。
種子は、野口種苗で販売している。
因みに万福寺大長ニンジンは、川崎市麻生区の万福寺地域で滝野川ニンジンを系統分離し固定化したとしていたもの。
尚、生産状況は、滝野川ゴボウを栽培している、小平市の岸野昌さんと、西東京市の矢ヶ崎宏行さんが栽培を始めている。
昨年までの経過はここから
JA東京中央会では「江戸東京野菜」のオフィシャルなページを作成しましたので、ご参考まで。