新宿内藤とうがらしフェア〈2015〉実行委員会の成田重行リーダーから、10月7日に、新宿高野本店創業130周年企画で、サロンセミナーがあるから、時間を空けておいてと云われていた。
セミナーのテーマは「内藤とうがらしと新宿御苑の果物の歴史と文化」と云うもので、前段で江戸における野菜事情について依頼されていた。
上の画像をクリツクする
同社は、新宿駅が出来た明治18年(1885)に新宿に創業、新宿と共に発展してきた。と
広報誌「TAKANO SEASONAL PRESS」の 10月号に記載されている。
その経過は、12日まで、新宿中村屋ビル3F中村屋サロン美術館特設会場で、写真パネル展示が行われている。
(株)新宿高野フーズ営業部のティーインストラクター吉澤初子リーダーの主催者挨拶で始まったサロンセミナー
成田リーダーが、現在新宿で行われている「内藤とうがらしフェアー」について紹介した後、初めは10分ぐらいの持ち時間で「江戸東京野菜とは」について説明した。
続いて、国民公園協会新宿御苑広報担当の本荘暁子さんが、新宿御苑の歴史や事業について語られた。
「イカのおつまみサラダ 内藤とうがらし」
イカや水菜などにシークワーサ果汁を隠し味に加えた内藤とうがらしマヨを合わせた。
「スプレッドショコラポワール」
ブラウニーに内藤とうがらしを隠し味にしたミルクチョコムースの層に
キャラメルソースで仕上げた洋梨をトッピング。
が出された。
どちらも内藤とうがらしが、さりげなく隠し味で入っていて、食べ終わって口の中がほのかに熱くなるような使い方で、美味しくいただけた。
マスクメロンが出たところで、新宿の伝統野菜のひとつ、「鳴子ウリ」について紹介した。
信長、秀吉、家康と戦国の武将が好んだ「美濃のマクワウリ」、徳川秀忠が美濃から農民を呼び寄せて作らせた「マクワウリ」、それが家光の時代に新宿の柏木で栽培された記録がある。
「鳴子ウリ」と呼ばれたそのウリを、今年、柏木小学校で復活栽培をした。
実った鳴子ウリの匂いを嗅いだ生徒達は異口同音に「メロン!!」。
最後に「鳴子ウリポンチ」を作って試食したが生徒達に好評だったことを紹介した。
また、福羽逸人の研究家でもある本荘さんは、新宿御苑における福羽博士の業績について紹介し、
ゆかりの、福羽イチゴ、温室メロン(アールス・フェボリット)、温室ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」等を紹介した。
皆さんには、内藤とうがらしの鉢植えがお土産として、販売企画の蚊爪喜三男ディレクターから手渡された。
上の画像をクリツクする
新宿で創業した老舗(株)玄海の矢野賀也社長(写真左)と、(株)新宿高野の高野治彦副社長(写真右)が、西洋カボチャとは、肉質の異なる「内藤カボチャ」に、興味津々。新たな商品開発に繫がるかも知れない。
6日、新宿高野ビル前に於いて、「新宿内藤とうがらしフェア」の宣伝に、学習院女子大学の「とうがらし女子」の皆さんが、チラシを配布したことから、二重三重の人だかりができた。
とうがらし女子のバックには、小平市の宮寺光政さんが栽培した内藤とうがらしのプランター植えが展示され、
また、「新宿内藤とうがらし」のムックをはじめ、江戸東京野菜(物語篇)、(図鑑篇)、
江戸東京野菜(クッキングブック)、等関連書籍も紹介され販売された。