11月8日に「第2回 全日本・食サミット」が東京誠心調理師専門学校で開催されることは、先に紹介したが、日本橋「ゆかり」の三代目野永喜三夫さんと「伝統野菜の可能性」について、受け持つことになった。
主催の一般社団法人 全日本・食学会東京事務局の濱砂文さんから、三代目との打ち合わせを、日本橋「ゆかり」で行うと連絡があったので伺った。
2007年だったか、江戸の伝統野菜があるのなら作ってくれ、購入したいからと云ってくれたのが、二代目の喜一郎社長で、そこから江戸東京野菜の復活、普及活動が大きく動くきっかけになったわけで、江戸東京野菜にとって喜一郎社長は恩人の1人である。
三代目の喜三夫さんには、大手町の農業農村ギャラリーから依頼されて、「和食のプロから学ぶ」セミナーの講師をお願いし、引き受けていただいた経緯がある。
食サミットでは、私がパワーポイントを作成して、江戸東京野菜について、説明した後、2人でトークショーを行い。
その後、三代目が江戸東京野菜を使った料理を振舞うが、その野菜について、今何があるかなどについて、相談をされた。
三代目は、食材に合わせて、次から次へと料理のイメージを教えてくれたが、どれも食材の個性を生かしたものだ。
蜂蜜を煮詰めた黒蜜がかかっていて、
カボチャの風味も良い。
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三代目は「味覚の一週間」でフランスから帰ったばかりとか云って、味覚の授業の写真などを見せてくれた。
1990年にフランスで始まった教育活動で、今年は日本の代表として行ってきたようで、フランスの子どもや学生たちに鰹節や、昆布を食べさせて旨味について教えてきたと語っていた。
打合せとは云え、久しぶりに、日本橋「ゆかり」に伺った。
店の前で、二代目喜一郎社長が大切にしている、吊忍を撮っていたら、
喜一郎社長が出てきて、招き入れてくれた。
カウンターに座り、三代目にご挨拶をしたが、昨年の2月に来て以来だ。
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打合せの前に、昼食をご馳走になった。
「雪の下」の葉を蓋代わりにして・・・。
東京産のモッエレラチーズを使ってた、茶わん蒸し。
「ゆかり御膳」
松花堂に、御飯と味噌汁と香の物
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ウドの花が咲く季節だと、先日ブログデ紹介したが
三代目に、ウドの花をお持ちした。
袋から出したら、喜一郎社長も女将も「何ですか!」
ウドの花と云っても、ウドは地下で栽培する作物と、思っているから、ピンと来ないようだった。
三代目にお渡しして、使えないが伺うと、香りを嗅いでから、かじっていたが、渋み、エグミが強いが、面白いと・・・。
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早速、松花堂のお刺身に、つまものの1つとして、紫蘇の実と共に入れてくれた。
美味しい。
美味しくいただいた後、席を掘り炬燵の部屋に移して、先に紹介した打ち合わせとなった。