鎌倉の大根料理の店「福来鳥」で、鎌倉大根プランコンテストがあるからとゲストティーチャーとして招かれたことは、当ブログで紹介した。
そもそものきっかけは、女将のさとうえださんは、ダイコン関係の書籍があると買い求めていて、絵本塾出版の「まるごと だいこん」も購入されて読んでいただいたようだ。
わかり易かったので絵本塾出版に電話をして、ダイコンの話をしてもらいたいと編集長に依頼したら、監修の大竹ならと、紹介されたという。
そんなことを、著者で構成と文の八田尚子先生と、構成と絵を描かれている野村まり子先生に話をしたら、「女将にお会いしたい」ということになり、女将も「ぜひお会いしたい」というので、鎌倉まで伺うことになったもの。
当日は「ゆっくりお話をしましょう !」と、えだ女将が云うので、「福来鳥」の定休日の木曜日に伺ったもの、
「福来鳥」には、えだ女将のお人柄で、人々が集まってくる。
14時頃、女将の友人のひとり山口勉さんが、しばらくたってからは友人の栗原繁子さんもお見えになった。
お2人とも、夏に実施した「鎌倉大根プランコンテスト」で、私の話を聞いてくれている方々だ。
福来鳥で厨房を担当する大石さんが、由比ガ浜からハマダイコンの種を採ってきたことから、鎌倉大根未来研究会の皆さんが福来鳥の畑に9月初めに蒔いていた。
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由比ガ浜に、枯れた莢が残っていて、莢の中には完熟の種が入っていたのが幸いだった。
この佐助の畑から、亀戸大根の普及は始まる。
お店の塀に「第1回 鎌倉大根収穫祭」のチラシが貼ってあった。
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地元佐助稲荷神社で、11月28日(土)奉納式典〈15:00〜15:30〉を実施するという。
当日はそれより先、関連イベントとして、刀匠正宗二十四代綱廣氏のトークショー、と
私が大根の話を依頼されている。
お問い合わせは 0467−22−1377 福来鳥まで
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始めにハーブティーを出していただいた。
レモンバーディナー、ミント、バジルが入っている。
鎌倉の地ビール「鎌倉ビール」に漬けたダイコンは〜ほろ酔い気分〜
えだ女将が、飲み物は、ビールにするかワインにするかと勧めてくれた。
同店が「小さな美術館」と云われる所以は、ご主人の故石塚健画伯の描いた絵画と、人形作家のえだ女将の作品がいたるところに飾ってあるからで、
ご主人の作品「仄々(ほのぼの)と」をラベルにしたワインがあるというので、白ワインをお願いした。
花鳥風月仄仄ワイン(カタシモワインフード)
辛口の美味しいワインだった。
お店の大石千鶴子さんはお料理の担当で、えだ女将とメニュー開発などをされているようで、風呂吹き大根を作っていただいたが、味は勿論のこと、大根の姿、形も存在感のあるものだった。
女将は、鎌倉の地の魚を、材木座にある、源兵衛丸に行って、水揚げされた魚を購入してくるという。
「アイゴ」「タカノハダイ」などが水揚げされた。
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アイゴのフライと鎌倉野菜のサラダ
女将が栽培したルツコラ、キュウリの他、レタス、リンゴにマスカットも入っていて、アイゴは、レモンをかけて頂いた。
源兵衛丸の大将の話では、アイゴの背ビレ、尻ビレに毒があって、素人が下手に触ると、刺されたようになると注意され、大将にさばいてもらったとか
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片面の皮が綺麗に剥けた。
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四角い箱型の体型の腹を割いて、ネギ味噌で焼いてある。
取分けてもらったが、内臓も美味い。
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コーヒーとワカメ饅頭
ワカメ饅頭は、素朴な味わいが良い。
食事の途中で、えだ女将の友人山口さんが自宅の平塚で栽培している野菜を持ってこられた。
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ラディシュ、水菜、落花生、山芋、どれも立派な出来栄えだ。
落花生と山芋を、帰りにえだ女将からお土産に戴いた。
先日は楽しい一日をありがとうございました。
お料理の写真を拝見しながらそれぞれの味を思いでしています。どれもしみじみとおいしい料理でした。
また『まるごと だいこん』を紹介していただき感謝です。
「福来鳥」は地元コミュニティの発信基地でもあるんですね。
うかがった翌日にはお店のブログに私たちのことがアップされていて、さとうさんの素早さにおどろきました。
11月28日の収穫祭にはうかがえませんが、鎌倉の大根の発展を期待しています。