2015年11月04日

江戸東京野菜も展示された第44回東京都農業祭


恒例の東京都農業祭が今年も明治神宮宝物殿前の会場で盛大に開催された。

今年で44回を迎える東京都農業祭は、毎年明治神宮の「秋の例大祭」と、特異日の「文化の日」に合わせて、2日3日に開催されていて、農産物の搬入・審査は1日行われている。





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東京の伝統野菜も平成4年頃から展示が始まっているが、江戸東京野菜としてのメインステージが出来て20年ほどになり、最近では江戸東京野菜コンシェルジュの皆さんが、ステージのディスプレーを主催者から任されている。

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今年も各地の江戸東京野菜生産者から栽培中の農産物が搬入されてきた。

奥多摩ワサビ(竹内和男氏)、紫芽(荒堀剛史氏)、芽カブ、わけ葱(以上横山修平氏)、蔓菜(宝谷陽一氏)、
早稲田ミョウガ(井之口喜實夫氏)、滝野川ゴボウ、内藤カボチャ、ちりめんカボチャ(以上岸野昌氏)、

練馬ダイコン(渡戸章氏)、寺島ナス(清水丈雄氏)、伝統小松菜、滝野川ニンジン(以上矢ヶ崎宏行氏)
、馬込三寸ニンジン(波多野惇氏)、亀戸ダイコン(鈴木藤一氏)、のらぼう菜(本多祐造氏)、内藤トウガラシ(岸野昌氏・水口均氏)、禅寺丸カキ(井上儀人氏)が出品された。

展示された、ちりめんカボチャは、品川区大崎の名前が付いた居留木橋カボチャで生産者が一人しかいないので、
まだ江戸東京野菜に登録されていない。

のらぼう菜はあきる野市の農家本多祐造さんが普及のためと2日の朝、持参してくれたもの。伝統野菜はこのような、方々に支えられている。


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毎年、会場に展示される三鷹の星野直治さんが「”ナオハル”コレクション」を搬入してくれた。

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中でも星野さんが作られた、寺島ナスの盆栽仕立ては、この時期、20数個のナスを付けていた。

また、早稲田ミョウガの井之口さんは、10月中旬で収穫を終えたが、保存していただいていた大振りの早稲田ミョウガをオアシスにさして「農の生け花」を作ってくれた。

また、この時期、東京のうど畑で満開の「うどの花」を矢ヶ崎さんが今回初めて搬入してくれた。




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JA都青協 「手づくり看板コンクール」の出品作品も展示された。

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今年は、日野地区青壮年部、三鷹地区青壮年部、JA東京あおば青壮年組織協議会が参加したが、
JA東京あおばは「江戸東京野菜」をテーマにしたが、さすがセンスがいい。

これら作品は、全国大会に出場すると聞いているが、かなりいいところまで行くだろう。





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2日の開会式は、生憎の雨に見舞われた。
式典は、雨の降る中、須藤正敏東京都農業祭実行委員会会長の挨拶で始まったが、大勢の方々が傘をさして聴いていた。

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1日に行われた審査会での農林水産大臣賞、東京都知事賞などが特別賞のステージに展示されていた。





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2日、3日には大勢の方々が見に来ていただいた。
練馬ダイコン栽培の第一人者、練馬の渡戸章さんから、練馬ダイコンの展示の仕方に注文が入り、

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急遽渡戸さんの指導で展示し直す。

石川テレビの映像取材で、ティーズの厨子哲也さんとディレクターの相笠文寿さんが熱心に撮影していた。
また、東京都種苗会の田中克造事務局長も見えた。




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江戸東京野菜コンシェルジュの皆さんの、来場者の説明に当たった。

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野菜ジャーナリストの篠原久仁子さんは、ウドの花に注目、かじってみたりしていた。
posted by 大竹道茂 at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
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