八王子市立みなみ野小学校(石代俊則校長) の4年生は、これまで、江戸東京野菜で八王子の伝統野菜・川口エンドウを栽培し、採種まで行って一段落したが、今度は、生産者が一人になってしまった、八王子の伝統野菜、高倉ダイコンの栽培に取り組んでいて、
9月3日に高倉大根の種まきを行ったことは当ブログて紹介した。
高倉ダイコンは、練馬大根の血をひくだけに長くなるが、生産者の立川太三郎さんは、葉の40cmを含めて全長1m、首の部分で直径4~5cm、太いところで8cmぐらいのを標準と云っていた。
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10月1日に、間引きを行ったが、長い根が伸びていて、どれも順調な生育を見せていて美味しそう。
生徒達はこれらを家庭に持ち帰った。
何時雨が降り出してもおかしくない天候だったが、斉田清子学年主任の判断で開始時間を1時間繰り上げて実施することとなった。
播種から83日目の収穫となったが、近くの畑の青首ダイコンと比べても大きく育っているのは一目瞭然。
生徒が抜いたダイコンを持って、石代俊則校長も始めて見る高倉ダイコンの大きさに驚いていた。
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石代校長と新沼聡副校長は、4年生の収穫を見守った。
授業は、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表が、授業の流れを説明した後、ダイコンの抜き方等についても説明を行った。
これまでの経過から、私も挨拶をさせてもらった。
また、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の松嶋あおい理事も、小金井での食育を実施していることから、みなみ野小学校の取り組みを参考にしようと、アシスタントとして参加された。
当日は、J−COMの取材も入っていた。
生徒達は、最初、ダイコンの根元を見てどれから抜くかを見極めていたが、1人ひとりがシャベルを持ってチームワーク良く根の周りを掘り始めた。
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大きく育ったダイコンは、4年生では無理かと思っていたが、最初は折れたのもあったが、コツをつかめたのか大きいダイコンを次から次に何本も抜いた。
生徒達は、自信をつけていくのが、態度から見て取れ、頼もしい限りだ。
今回の授業は、3時間分とってあり、収穫からダイコン干しまで一度に実施する予定になっていた。
1時間足らずで収穫作業は終わった。
こんなに早く、全部抜くとは思っていなかった。
そんなタイミングで、ポツリポツリと雨が降り始めた。
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抜いたダイコンは、洗って干すため、生徒一人ひとりが一本持って、教室に向かった。
(生徒達の後ろにみえるのが同校の体育館)
福島さんと、松嶋さんは、種採り用に選んだ大切なダイコンを持って行列に続いた。
種採りは、校内の花壇で行う予定だ。
校庭に着いてから、福島さんの指導で、葉をむしって、大根洗い。
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汚れだ軍手を着けたままで、洗うように指導していた。
ダイコンは新聞紙でくるんで水気を取り、
ダイコンを干すため、ロープでの編み方の指導をする。
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生徒達はすぐに、各教室に戻ってグループごとに編み始めた。
立川さんから編み方を学んだ福島さんの指導で、各班ごとに廊下の手すりに吊り下げた。
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12月中旬には干しあがる予定だ。