10月末に行われた、食材の寺子屋の塾長・中村靖彦さんのコンペで、中村さんの片腕・青木宏高さんと一緒に回ったが
加藤義松さんの体験農園(練馬区大泉) を利用している、講座運営委員・菅原信治さんが、地元大泉に江戸東京野菜を使う「小料理石井」がオープンしたからと、誘われ一杯飲むことになった、と。
菅原さんが、会いたいと云っているから、来ないかという。
和食の料理人・石井公平さんの応援団を自任している私としては、8月にオープン以来毎回ブログで紹介していて、前回は江戸東京野菜コンシェルジュ有志の忘年会をやっている。
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12年も前の話だが、食材の寺子屋の母体「良い食材を伝える会」(辰巳芳子会長) の理事をしていた青木さんを東京にある大根の名所にお連れしたことがあった。
その後、「良い食材を伝える会」が主催するイベントにもお誘いいただき、お手伝いもしてきた。
近い内にと云うので、年内を予定していたら、忙しい皆さんのこと数日前に連絡が来たので日程調整に苦労した。
正月盛り
田作り、黒豆、子持ち昆布、鯛塩焼、紅白なます、昆布巻、
大野照夫さんとも、久しぶりの再会で、体調もよさそうで頼もしい限りだ。
大野さんにお会いしたのは2007年の春だったと思うが、青木さんを介して知り合った。
テレビ局で環境番組などを作っていたと聞いていたが、
野菜を本格的に栽培したいので、世田谷で畑を貸してくれる方がいないかと相談されたことがあった。
伝統大蔵大根の大塚信美さんにも相談しているようだったが、都内をあきらめ、世田谷から小田急線で通える神奈川県秦野の自然豊かな地に1反程借り野菜栽培を始めたと聞いていた。
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お椀
白味噌雑煮
大根(東大泉・木村さん)、馬込三寸人参(練馬・渡戸さん)
同店は出汁が売りの店、白味噌の風味も良く美味しい。
口の肥えた、大野さんは石井さんに、出汁は何? と聞いていたが、
カツオ節とメジマグロ節を半々の出汁で・・・・・、と答えていた。
本日のおすすめ盛り合わせ
本マグロと鮃の昆布締め
改めて、大野さんに頼んで名刺をもらったら、名刺の裏に、
エコ野菜
テン照ファームHADANO
自然農と炭素循環農法を組み合わせ
無農薬で育てています。とあった。
振り照り焼き、たたき長芋乗せ
菅原さんと石井さんは、同じ加藤義松さんの体験農園で野菜栽培をしている仲間だとかで、開店以後菅原さんも応援団を自任している。
菅原さんと、一緒したのは初めてで、名刺を出したら、
一昨年、食材の寺子屋で、大学の先輩・柳原一成先生(近茶流宗家)
が「正月料理と日本の食文化」を話された時に、
お会いしていると云われてしまった。
あとで調べてみたら確かに映っていた。
菅原さんは、日本ソムリエ協会のワインエキスパート、、ウイスキーエキスパート、野菜ソムリエに、調味料マイスターなどの資格を有して、食材の寺子屋の常連と云うことで、運営委員になられたとか、
そもそもはMacの技術者だったとかで、良い食材を伝える会のHPは菅原さんが作ったと聞く。
大根と飯
紅芯ダイコン(石神井・野坂さん)
滝野川ニンジン(西東京・矢ヶ崎さん)
香物
白菜(石神井・井口さん)
止椀
しじみの自家製味噌汁
大野さんが「この出汁は?。」
シジミの出汁とカツオ出汁です、と石井さん。
甘味
白玉しるこ
口の肥えたもう1人、青木さんがしみじみと
「料理も酒も美味かったが、話題も良かったので、
穏やかな時間を過ごせた・・・、
料理人のなかには、やたら口を出してくるのも多いが、
石井さんは立派だ。
余計なことは云わずに、聞いていた。」とも。
追録

漫画家のたまり部屋
昨年、漫画家の本庄敬先生にお会いしたことは当ブログで紹介したが
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同店の奥の部屋に入ったら、8人の漫画家の色紙が貼ってあった。
漫画家にとっても寛げる場所のようだ