八王子市立みなみ野小学校(石代俊則校長)では、昨年から4年生が地元八王子の江戸東京野菜、高倉ダイコンの栽培と川口エンドウは栽培と種採りを、多摩、八王子江戸東京野菜研究会の協力を得ておこなった。
昨年、12月14日には4年生が、2016年度から引き継いで実施する3年生を招いてこれまでの成果を伝え、川口エンドウの種の伝達もおこなわれた。
1週間後の22日、3年生が川口エンドウの種をポットに蒔くことも行っていて、当ブログで紹介している。
学年主任の小山田雅先生に、今年は昨年からの種の引継ぎがあり授業が種蒔きからスタートしたが、昨年は初めての取り組みだったので、新4年生の4月にまず八王子市の農業から授業に入ったことを説明。
次の苗の定植前に、座学の機会を作っていただきたいとお願いしていた。
それでは早い方がいいでしょうと、1月15日に設けていただいた。
2組の教室に3クラスの生徒が集合した。
初めに、「今日のお話は、昨年は4年生にお話しした内容だから、皆さんには少し難しいかもしれないが、わかりやすくお話しするので良く聞いてくだいさ!。」と言ってはじめた。
八王子市の副読本と、八王子市が独自に作る「八王子食育かるた」を活用した内容だから、生徒たちの反応も良く、質問には手を上げてくれた。
学年主任の小山田先生からは、わかりやすかったと言われたが、今回は川口エンドウの定植前というタイミングで座学を実施していただいたが、高倉ダイコンについても事前にお話しした方がよいので、夏休み明けで時間を設けていただきたいとお願いした。
川口エンドウの苗が大きく育っていた。
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先生達が、発芽するかの試験も含めて、指導用に蒔いた川口エンドウは、大きく育って窓際の苗は小さな蔓を何本も伸ばしていた。
2週間ほど遅れて蒔いたのが生徒たちで、定植の時期を考えると、一番良い生育具合のようだ。
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生徒が蒔いたポットの中には、種を深く蒔いたのか、3本ともまだ芽を出していないもあり、ようやく芽をのぞかせたものも散見された。
4年生が採種用に植えた高倉ダイコンも、順調に新芽をだしていた。
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一度抜いてしばらくしたものは、それまでの葉を元通りに繁ることなく枯れてしまうから
通常は切ってしまうとダイコンにストレスがかからずに、新芽が出やすいので、来年はそのような方法がいいだろう。
尚、同校の要請により、「農」のある暮らしづくりアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣されたもの。