2016年01月30日

千住ネギの葱パーティーが、押上「よしかつ」で開催された。


浅草の葱商「葱善」の田中庸浩社長が、足立区の伝統野菜「千住ネギ」のタネを守り継いでいた話は当ブログで紹介した。
そのとき、田中社長からネギが出来たら葱パーティーをしましょうとの提案があり、それでは私が肉を持ちますと云って諸手を揚げて賛成したが、

内田さんのお宅でやるとなると、奥様に負担がかかるので、押上「よしかつ」の主人佐藤勝彦さんに無理を聞いてもらい、葱づくしのパーティーが実現したもの。



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そんなことで、数日前に内田さんの畑には、葱善さん、よしかつの佐藤さん、江戸東京野菜の撮影に取り組んでいる写真家の高橋淳子さんも集まり、収穫作業が行われたが、巻が良く、太い葱が収穫された。

収穫されたネギは、佐藤さんが持ち帰った。
この写真は、高橋さんから戴いた。



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葱パーティーには
浅草「葱善」の田中社長、同社営業販売担当の米本昌喜さん、
生産者の内田さんご夫妻、

野菜ジャーナリストの篠原久仁子さんは、先日放送されたNHK「うまいッ!」深谷ねぎに出演したこともありご参加いただいた。
多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島宏史さんは、田中社長と「しあわせのタネ」の協力仲間。

水口均さんは、江戸東京野菜推進委員会事務局。
高橋淳子さんは、現在江戸東京野菜の撮影に取り組んでいる写真家。





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千住ねぎ味噌(ふきのとう入り)のカナッペ

蕗のとうは、内田さんがご持参頂いた東京の在来野菜のひとつ。






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千住ねぎスープ(塩ホタテ風味)
千住ねぎの葉っぱおひたし(昆布白だし)

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焼きねぎの、トロっとした味わいがあって、塩味が甘みを引き立てていた。
写真右上は、葉っぱお浸しは、篠原さんがNHKで紹介した料理で、佐藤さんに作っていただいた。
写真左上は、内田さんが栽培した、「京芋」東京では「竹の子芋」とも呼ばれている。






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焼ねぎ(磯村政次郎ごま油風味)

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焼きねぎは、軟白部分の白ねぎを泥付のまま、直接焼くのだが家庭では難しく、今回もこのような形になった。
写真左上は、千住ネギ、写真右下は、内田さんが持参した、内田農園のネギ(固定種)。

現在流通しているネギの多くは交配種で、足立区長が足立区のHPにその違いを書いているのを内田さんに教えてもらったことを紹介している。

同じ内田農園で栽培されたものだが、内田さんのお宅に伝わるネギは、巻の部分で若干細かったが、後味に甘みが残り、軟らかさは遜色がなかった。






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すき焼き
(牛肉、千住ねぎ、聖護院大根、春菊、白滝、豆富)

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すき焼の食材として、生の聖護院大根が用意されたが、参加された方々の中でも、大根を使っている方もあり、実際に食べてみても美味しくいただけた。

牛肉は、佐藤さんにお願いして用意していただいた。
千住ネギ以外の食材は佐藤さんが提供してくれたもの。




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ふきのとう
ねぎ豚焼うどん

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蕗のとうは、今朝収穫したものを内田さんが持参された。

最後に大豆(大納言)カリントウは高橋さんが川越のお土産として持って来ていただいた。





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ねぎあんのあげまん きんかん甘露煮添え

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金柑は、内田農園で収穫されたものが使われた。





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福島さんは、高倉ダイコンを栽培する八王子市の立川太三郎さんから、高倉ダイコン、紅はるか、内藤トウガラシを皆さんに見せようと持ってきてくれた。

上の画像をクリックする

立川太三郎さんの高倉ダイコンと、福島さんが栽培した伝統大蔵大根。
立派なものだ。

よしかつの店の前の工事が終わって、立派なビルができたが、店の横に行くとビルとビルの間にスカイツリーが良く見えるようになった。

追伸

後日、野菜ジャーナリストの篠原久仁子さんが自身の公式サイト「畑からの伝言帖」に掲載頂いた。

篠原さんありがとうございました。

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