新宿区教育委員会では、新宿区の伝統野菜・早稲田ミョウガの「ミョウガタケ」を学校給食に使えないかと、昨年の11月から生産者の井之口喜實夫さんと協議をしてきた。
今年、1月に実施していた、ミョウガの根茎伏せ込み作業は、当ブログで紹介したが、このほど学校給食の詳細がわかってきたことから、その後の生育についてムロを見せてもらいに行ってきた。
今月23日から4回(日)に分けて、早稲田ミョウガタケの新宿区立小学校の給食日程が決まった。
上の画像をクリックする
ムロは、ハウスの中に掘ってあるが、カーペットを剥いでみるとモワッとした湿気が上がってきた。
今年の根茎は例年より、太っていて昨年の栽培に於いて十分に養分を蓄えていたようだ。
14日の高円寺演芸まつり「江戸落語をきいて、江戸東京野菜をたべよう」で、今年も皆さんに食べて頂けそうだ。
井之口さんは、早稲田ミョウガ以外にも江戸東京野菜を栽培してくれているが、この寒さの中でも
上の画像をクリックする
トンネルの中で何を栽培しているのかをお聞きしたら、伝統小松菜の後関晩生小松菜と亀戸大根だという。
ビニールを剥いでもらうのでは面倒なので、横に空いた穴にカメラのレンズを差し込んで写したが、伝統小松菜は美味しそうだし、亀戸大根は3月には出荷できそうだ。
畑の隅で、馬込三寸ニンジンが栽培されていた。
上の画像をクリックする。
葉を束ねて馬込三寸ニンジンの肩口を見てみると、馬込三寸ニンジン本来の、「大太ニンジン」の形質を表し太い。
井之口さんは、何を栽培しても良いものをせいさんするが、馬込三寸ニンジンも良いものを作っていた。
馬込三寸ニンジンは、この寒さで葉を広げないでロゼット状態で寒さに耐えていた。
何本かは、採種用に保存してもらおうとお願いした。
キャベツ作りがご専門だが、レストランに納品している流通業者が、種を持ってきて依頼されたと、芽キャベツを栽培していた。
上の画像をクリックする
パックをいただいた芽キャベツはこの寒さで、甘みが倍増していた。
井之口さん、ご馳走様でした。