2016年02月10日

東京愛知県人会で愛知の伝統野菜と江戸東京野菜を使ったフレンチのフルコースを戴く。


東京愛知県人会のステージをお借りして、愛知の伝統野菜と江戸東京野菜を使ったフレンチのフルコース食べながら、各々の伝統野菜を知って戴こうと云う企画が、銀座6丁目の「銀座Sun−mi本店 フランス料理エミュ」で開催された。

この「東京愛知県人会 詞交換会」については、先日ブログで紹介しているが、

江戸東京野菜コンシェルジュ協会の上原恭子理事と、あいち在来種保存会 高木幹夫代表世話人との懇談の中から生まれたと聞いている。




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左から、あいち在来種保存会 田中稔顧問(ハタケタナカ)
江戸東京野菜コンシェルジュ協会の上原恭子理事、
東京愛知県人会 藤原慶子会長(愛知ふるさと大使)
あいち在来種保存会 高木幹夫代表世話人

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挨拶をされる藤原会長、
高木代表世話人は、あいちの伝統野菜は、皆さんに知られていないので、
このような機会を持たせていただいたと挨拶。

乾杯のご発声は、(株)銀座テレビ 近藤昌平会長・CEO
司会進行は、佐野恭子さん((株)オフィスさの)が担当された。



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挨拶を指名されたので、藤原会長、高木代表世話人にお礼を述べてから、愛知とご縁のある野菜の物語を紹介した.

愛知の岡崎出身の家康は、尾張生まれの織田信長、豊臣秀吉の戦国の武将が好んだ真桑瓜を、関東でも栽培したいと秀忠と共に場所を選び、美濃の農民を呼び寄せて府中で栽培した物語を・・・。

内藤新宿に近い柏木でも、鳴子うりとして栽培され、現在、府中は本宿小学校、鳴子ウリは、柏木小学校で栽培している。

家光の四男、五代将軍綱吉は、ダイコンの種子を尾張から取り寄せ、練馬の農民に栽培をさせている。その後、練馬ダイコンのタネは、江戸土産として全国に持ち帰られ、各地の食文化を生み出している。

小松菜は、現江戸川区を中心に葛西地区の在来野菜だった。八代将軍吉宗が鷹狩の折りに小松菜と名付けたことを説明。

そして、東京ウドは、江戸末期の文政年間(1818〜30)上井草村寺分(現在の杉並区西荻北)の古谷岩右衛門が尾張で栽培法を習い、井草村から普及を行ったと云われている。品種では「愛知坊主」「愛知紫」などの品種がある。

高木さんからは、3分と云われていたが、地元愛知の話だから皆さんの反応も良く、5〜6分になってしまった。



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江戸東京野菜コンシェルジュ協会役員など・・・・、
写真上の右から、佐々木昭理事、野菜ジャーナリストの篠原久仁子さん、納所二郎理事長
写真下の左から、松嶋あおい理事、JAあいち経済連奥村幸子さん(野菜ソムリエ)、福島秀史理事。





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後関晩生小松菜とベーコンのキッシュ
愛知県産 木之山五寸人参のムース コンソメジュレ

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東京の「馬込三寸ニンジン」から、木之山五寸ニンジン、八事五寸ニンジンが育成された。

大正八年に元八事の近藤儀兵衛氏 が東京の種苗店で馬込三寸人参の種を購入し、(現)中砂町に種まきされたのが始まりと言われている。
八事五寸ニンジンを親として、木之山五寸ニンジン。碧南鮮紅五寸ニンジンが生まれたという。

愛知県尾張地方で、正月の雑煮に欠かせない伝統野菜が “もち菜” と云うのがある。
別名「正月菜」とも呼ばれている。

菜=名、もち=持ち、「名を持ち上げる」食べ物として、江戸時代の尾張藩では、武家達が縁起担ぎに食べていたと云う。

見た目は小松菜に似ているが、葉の色が薄く、葉肉は厚くシャキシャキとした食感が特徴。

あまり日持ちがしないため、県外への流通はほとんどなく、地元でも生産量の減少により、あまり見かけなくなっていて、そのため、代用品として小松菜(F1)が使われることも多くなっていると聞く。

江戸雑煮は、焼いた角餅に小松菜の澄まし汁。
シンプルなものだが、尾張藩の雑煮も似ているようだ。




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亀戸大根のソティーとフランス産 鴨のコンフィ
バルサミコソース

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亀戸大根について紹介を依頼された。
30pほどの短い大根だが、根も葉も柔らかく、
特に茎が真っ白な大根は他にはない、と・・・。






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愛知県産エリンギのマリフとカンパチの燻製
パプリカとベビーリーフのサラダ添え

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愛知県に入ったとっておきとして、
エリンギについて高木さんが解説、
お土産に頂いたが
食べ方は焼いて塩コショウバターや、オリーブオイルなどで
シンプルベストだという。







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天然真鯛のポワレ
ヴァンブランソースとピストーソース
東京うどのクリーム煮

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愛知県産 養父早生玉葱のスープ
玉ねぎの甘さが美味しいスープ


東京ウドついて解説を求められたが、挨拶で説明しているので、栽培法について紹介。
霜に当てて、枯らし、根を休眠状態にすることなどを説明したが、多くの方が初めて聞いたと驚いていた。





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黒毛和牛の赤ワイン煮込み
愛知県産 白玉ネギのブルーテ添え

愛知の伝統野菜には、
白玉葱(愛知白早生)、養父早生玉葱、知多3号の、3種類がある。






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フロマージュブランのムースグラツセ
ベリーのソース






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講談の、一龍齋貞花さんは、東京愛知県人会のメンバーだそうで、ご挨拶で会場を盛り上げていた。

まくわうりの話、吉宗と小松菜の一件や、滝野川のタネ屋街道に関して、滝野川三軒家のことなどご存知だった。

詳しくお聞きしようとご挨拶に伺い、講談の演目にあるのかお聞きしたが、ご自身の知識の一端だったようだ。

賀詞交歓会と云うことで、皆さんと名刺交換をさせて頂いた。
日本農業新聞からは近藤真規さん(営農生活部)が、取材をしていた。

洋風懐石「六本木」の竹内桂子社長(岡崎)は、壇上から見ていると、江戸東京野菜の話を良く聴いていただいていたので、名刺をいただきに上がった。

(株)Fanの奥村勝成さんIFAは、前のお席で、江戸東京野菜についても興味を持ってくれて、色々とご質問を頂いた。

横浜の青果卸(株)水信の加藤和美取締役も、江戸東京野菜に興味を持っていただき、挨拶に来ていただいた。

ジェイアイシーの柴山壽子社長(気学建築デザイン)、酒井俊告 弁護士、
南山大学同窓会東京支部 田中章支部長、
同県人会の副会長(株)ティアの冨安徳社長と、同社眞邉健吾部長も挨拶に来られた。

東京愛知県人会 藤原会長、あいち在来種保存会 高木代表世話人
ありがとうございました。これからも宜しくお願いいたします。

追録


愛知県と云うと、
昨年、徳川家康没後400年だったので、5月に「江戸のふるさと!? 三河と江戸アツイ関係」が有楽町の交通会館で行われ、講師として招かれた。

6月には、愛知県の農業委員会の皆さんを都内の産地にご案内したことがあった。

また、2011年には名古屋で行われた「地方伝統野菜の現状と将来展望」の研究会に招かれたことがあり、愛知のタネ屋さんにもお会いしたことを思い出した。

posted by 大竹道茂 at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話
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