2016年02月19日

第六回 高円寺演芸まつり、立川吉笑さんの前座で、江戸東京野菜を話す。


第六回 高円寺演芸まつりが開催され、江戸東京野菜コンシェルジュの松井つるみさんが席亭をする「うおこう寄席」は、最終日の14日(日)14時から、「江戸落語を聴いて、江戸東京野菜を食べよう」が賑やかに開催された。

一昨年は、初めて前座で、江戸東京野菜の話をする予定だったが、大雪で青梅線もストップするような状況だったので、欠席してしまった。

結局、江戸東京野菜の話をさせてもらったのは、昨年から始めたもの。





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今年は、朝方から突風が吹いたり、昼過ぎからは5月中旬のような陽気になって、会場ではクーラーをつけたり消したりだった。

お客さんは、昨年もお会いしたつるみさんの高校時代の同級生で建築コンサルタントの石黒さんをはじめ、リピーターの落語好きの他、江戸東京野菜が食べたくて来てくれた方など、会場は30席満席だった。

会場には、フードマイレージの中田哲也先生、新宿のまちおこしを進めている成田重行先生、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の佐々木昭理事も見えていた。




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立川吉笑さんも、古典に新作等50を超える噺を持っているとか。

一席目は「桜の男の子」だったが、枕も面白い。
昨年の12月に、二つ目にして本を出したという。
50年前に、立川談志師匠が「現代落語論」成るものを出版したが、吉笑さんは、落語家のバイブルと云い、ご自分のを「現在落語論」としたと云う。

二つ目だけに、本を出していない先輩落語家に気を遣いながら、15万字書いたが、10万字に削られたとか。

1月に増刷となったとかで、落語ではドーンと口座に入ることはないが、25日に印税がいくら入るのかが楽しみだと・・・・。
しかし概算を計算したら、時給430円だったと落ちにした。

そして二席目は「カレンダー」だったが、これも熱演で、笑いを取っていた。

フジテレビの「噺家が闇夜にコソコソ」には大喜利にレギュラー出演とか、NHKEテレにも出ていると云っていたが、急成長でたいしたものだ。

何年か前は、袴も持っていなかったのに・・・・。





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吉笑さんの噺と噺の合間の時間を借りて、30分ほどこの時期に矢ヶ崎宏行さんが栽培されている「滝野川ゴボウ」をはじめ、江戸東京野菜を1つずつ説明を行った。

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写真左上から、矢ヶ崎さんの「滝野川ニンジン」、東洋系ニンジンとして、短根ニンジンが普及するまでは江戸からのニンジンでお正月のお節料理として活用されていた。

「早稲田ミョウカタケ」、朝方、井之口喜實夫さんのお宅に伺っていただいてきたもので、高円寺駅まで車で送って戴いた。今月23日からは新宿区立の小学校で早稲田ミョウガタケは給食に提供される。

「熊手ネギ」このネギ、宮寺光政さんが拝島ネギでつくったものだが、江戸の昔から、先端を曲げるように栽培し、束ねると熊手のように見えることからその名がある。

「千住ネギ」浅草の葱商「葱善」が守り栽培してきた固定種で、浅草神社に奉納されたお下がりを佐々木さんが皆さんに食べさせたいと持って来ていただいた。

写真右下は、宮寺さんの汐入ダイコン(荒川区)と、矢ヶ崎さんの亀戸大根を比較。
茎まで真っ白な亀戸ダイコン。大根は辛味だが、葉が美味しい汐入ダイコン。

これ以外にも矢ヶ崎さんが栽培した、ノラボウ菜、伝統小松菜、シントリ菜、金町こかぶも紹介している。





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最近の、取り組みとして、「鎌倉ダイコン」の発見についても紹介した。
会場には、鎌倉の大根料理店の女将「福来鳥」のさとうえださんも見えていて、関係資料を皆さんに配布していた。

上の画像をクリックする
何時もは、パワーポイントでお話をしているが、このような場でもあり、6枚ほどの紙芝居を作成して、鎌倉大根の発見の経過をお話した。

話が終わったところで、「福来鳥」自慢の大根のスープを皆さんに振るまったが、美味しいと好評だった。





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上の画像をクリツクする

新宿のまち興しとして、普及活動を展開している成田重行先生が、江戸東京野菜を食べながらの懇親会に先立ち、「内藤とうがらし」を使った2015年度に実施した新宿の町興しと、2016年度の計画について資料を配布し、お話をされた。

先日、リブロン健康講座の最後に、成田先生の記事を紹介している。




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「うおこう」は、お隣がご主人が経営するお魚屋さん、そしてこの店が、魚料理が美味しい居酒屋。
したがって、お料理には、マグロのカマや、お造りとして、イカ、マグロの赤身とトロ、サーモンが出てきた。

上の画像をクリックする
滝野川ニンジンは、長いニンジンなので、部位によって味わっていただけるように松井さんがスティク状にして持ってきてくれた。

また、中段の左は、鎌倉大根のブリ大根を、佐藤さんが作ってタッバーに入れてきてくれたので、皆さんで分けて頂いた。
辛味が抜けて、美味しいと好評だった。




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吉笑さんから「現在落語論」を直接購入した。
勿論、サインをしてくれた。

上の画像をクリックするアマゾンにリンクする

追伸

尚、フードマイレージの中田哲也先生は、 ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」に詳細に掲載していただいた。


posted by 大竹道茂 at 00:09| Comment(1) | TrackBack(0) | イベントの紹介
この記事へのコメント
何時も丁寧な記事有難うございます。それと段々と芸風に大竹亭○○と付けたくなる程の安定感の話術ですね。学術的とは又違った切り口で江戸時代の伝達情報の一つの落語を通して、より多くの方が江戸東京野菜に触れ身近に感じてくれることを願います。
先生何時も有難うございます。
Posted by 松井 at 2016年02月18日 22:40
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