早稲田ミョウガタケが給食に出た日、新宿区立落合第三小学校(服部みどり校長) に招かれて、6年生の教室で一緒に早稲田ミョウガたれの卵とじを頂いたことは、当ブログで紹介したが、
栄養士の小川真弓先生からメールを頂き、せっかくの機会なのでとして、
給食後の5時間目(13:35から14:20) に、3年生向けに授業をお願いしたいという。
何でも、今年度3年生では総合の時間を使い‘食べ物大好き!‘、という題材で色々な食べ物について調べてきたとかで、
色々な食べ物を調べ、野菜、魚、肉、豆類などを成長から加工までのことを調べ発表なども行ったという。
今回の授業では、江戸東京野菜のこと、それを生産する井之口さんのお話を3年生合同で授業をお願いしたいとのことだった。
授業についてはお引き受けはしたものの、新規にパワーポイントをつくらなければならず、短時間で江戸東京野菜の種類と歴史、
同校は、新宿区の北西に位置し、練馬区、豊島区、中野区に隣接する地域で、南には妙正寺川が流れ、その河岸段丘の上にある。
かつては、妙正寺川の流域には、水田があり、河岸段丘の上には野菜栽培の畑が広がっていて、この辺りでも練馬ダイコンが栽培されていた。
映像では、練馬ダイコンの長さに驚いていた。
亀戸ダイコンの映像を見せて、特徴を聴いてみると、一目で「全体が白い」と云う答えが返ってきた。
その通り!!、茎まで真っ白な大根は、この大根以外にないことを伝えた。
早稲田ミョウガの発見秘話等、そしてミョウガだけがどのように栽培されているのかについてお話をした。
ミョウガの根は、霜が降りると、休眠と云って、眠るんだ!
ムロの中に根を入れる前に、落ち葉を30cmぐらい入れて、足で踏み込み。5cmぐらいの厚さにする。その上に土を薄くかけて、根を入れる。
落ち葉が発酵して、熱が出るから、春が来たと思って、芽が出てくる・・・・
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井之口さんは、ミョウガタケの見本と、根茎を掘ってこられていて、生徒達に手渡して、みんなで回して見せた。
農家の人に話を聞きたかったと言うことで、生徒からの質問は、終わらなかった。
最後に、「植物の根が眠ることを、知らなかった人!」「落ち葉を踏み込むと熱が出るって、知らなかった人!」
全員が手を挙げた。
「知らなかったことを知って良かったね、」と云って授業を終えた。
尚、小川先生には、「伝統野菜と新宿の農業」については、地域の歴史が入るので4年生以上でないと難しいので、学年主任に相談していただていて、9月以降に実施できるようにご検討くださいとお願いした。