2016年03月09日

都立瑞穂農業高校で完成した「瑞穂七色唐辛子」商品化の動き



先日都立瑞穂農芸高校に伺ったことは、当ブログで紹介したが、

帰りがけに、昨年行われた都立農業系高校のプロジェクト発表で、同校が「江戸東京野菜で六次産業化 〜瑞穂を笑顔にプロジェクト〜
として、江戸東京野菜の内藤トウガラシを使った商品開発を地元JAから依頼され、「六次産業化」に向けた取り組みが始まったとしていたが、

その後について、横山修一教諭に伺った。




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同校では、全て瑞穂町で生産されている原材料の、江戸東京野菜「内藤トウガラシ」に、瑞穂町の主要農産物のトマト、瑞穂町名物の「東京狭山茶」、更に、ユズ、山椒、黒胡麻、白胡麻を使って、

この程「瑞穂七色唐辛子」の商品化にこぎつけたという。

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昨年、東京都代表になったことを報じた地元西多摩新聞。



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完成した「瑞穂七色唐辛子」のベースに使っている内藤トウガラシは、江戸の昔から、焼きトウガラシで、香りを重視して、「七色唐辛子」に使われてきた。

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内藤トウガラシは、長岡の近藤ファーム、二本木の井上祐輔さん、箱根ヶ崎の大塚弘さん。
また、トマトは、長岡の青木一幸さん、柚子は、長岡の近藤ファームと、二本木の清水浩一さんの皆さんが栽培し提供してくれた。

東京狭山茶は、石畑の古川園から購入。金胡麻は手塚建男さんから購入。黒胡麻は中村憲一さんより購入、山椒は、駒形富士山の新家園が提供されたもので、製造を都立瑞穂農芸高等学校食品科が行っている。




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横山先生から試食用に頂いたので、早速そば屋に直行。
直接そば汁に入れるのではなく、そばに振り掛けて、香りを楽しんでと云われた。

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江戸の七色唐辛子は、陳皮(蜜柑の皮) を使っているが、同校では瑞穂産の柚子を使っている。
内藤トウガラシは、唐辛子の中でも旨味成分が多いが、同校では更にトマトの旨味を加えているので分かりやすい味になっている。





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後日、内藤トウガラシを栽培している小平の宮寺光政さんと、イタリアンの店で、パスタとピッツァに、振り掛けて食べた。

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バジル等が邪魔したものもあった・・・、
チーズピッツァにかけたが、これは美味しかった。

瑞穂七色唐辛子バージョンの、パスタ、ピッツァにすればいけるだろう。

先日ミクニマルノウチで「ハンガリー産バルバリー鴨胸肉のアピシウス風」を頂いたが、あのような使い方も提案してみたいものだ。



posted by 大竹道茂 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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