2016年03月19日

第17回 亀戸大根収穫祭と福分け祭りが盛大に開催された。


第17回 亀戸大根収穫祭が、亀戸香取神社で開催されるとのご案内を主催者する「かめの会」福地憲一代表からいただいた事は、当ブログで紹介したが、会場で陣頭指揮を執っていた福地代表にお礼を申し上げた。

毎年案内情報を送ってくれる、亀戸香取勝運商店街の居酒屋「発酵文化応援団」の喜連川覚さんが、体調を壊して入院されていて、喜連川さんから案内を出してくれと言われたと教えてくれた。




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会場には、少し早く着いたが、すでにかめの会の皆さんが作業を開始していた。

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香取神社の参道にある勝運商店街のご主人方は、亀戸ダイコンが持ちやすいように大根の首にひもをつけていた。

また、奥様方は、亀戸大根の味噌汁づくりに、亀戸大根の調理にかかっていた。


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第二亀戸小学校の生徒達が田中孝宏校長の引率で宝船に同校で栽培した亀戸大根を乗せてやってきた。

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この宝船、同神社の宝物館に展示されている歌川広重の絵に描かれている宝船を、同校の100周年を記念して田中校長が再現したもので、当ブログでも紹介している。

亀戸大根の栽培から、地元の歴史文化が復活された一例だ。





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10時から始まった収穫祭には、地元江東区立の第一亀戸小学校、第一亀戸幼稚園、第二亀戸小学校、第二亀戸幼稚園、香取小学校、水神小学校、第三亀戸中学校の生徒達代表が、校長先生などに引率されて集まった。

上の画像をクリツクする。
神事の進行の中で、収穫した亀戸大根を神官に手渡す生徒達。

収穫祭は、同神社香取邦彦宮司の祝詞奏上により、厳粛な中で執り行われ、玉串奉天は、亀戸香取勝運商店街「味噌の丸定」の主人・豊永勝稔会長、福地代表など、関係者代表が行った。

同神社は、御鎮座1350年と、都内で最も古い神社のひとつ、勝負の神様として信仰があつい。




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昨年から、JR亀戸駅の皆さんも参加されるようになった。

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小学校で栽培が始まった頃から、JR亀戸駅も線路脇に畑を作り亀戸大根を栽培してきた。
この畑、都心に通勤する乗客には有名な畑で、出勤前に生育状況を毎日眺めているからだ。
朝方、ホームからみたら、今日の祭りのために収穫した後だった。

今年は伊坂美紀助役が駅員の皆さんと出席し、地域と一体となった亀戸駅の取り組みについて紹介した。

後で、伊坂助役とお話させていただいたが、三河島駅では三河島菜が栽培されていることを紹介したが、ご存知なかった。





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来賓挨拶では、福地代表のご配慮で、トップにご指名を頂いた。

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挨拶では、この収穫祭が始まった経緯として同神社に「亀戸大根」の農業説明板を平成9年にJA東京グループが設置させていただいたご縁を紹介。

青首ダイコンしか知らない生徒達には、亀戸大根は、白首ダイコンで、茎まで真っ白な大根で、こんな大根は日本にはこの大根だけで貴重なものです、と語りかけた。


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香取小学校の5年生が、手製のチラシを持って配っていた。
広告グループと歌グループが手渡してくれた。

チラシは上の写真をクリツクする







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収穫祭が終わると、会場は「福分け祭り」に移り、子どもたちから順に、参拝者に亀戸大根の入った「福分け味噌汁」「亀戸大根饅頭」が、参詣者に配られた。

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喜連川さんの奥さんが、みそ汁を特別に持ってきてくれた。
亀戸大根の根も葉も入った温かいみそ汁は、肌寒い中で、ホッとする。




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このお祭りが定着していて、今年は商店街の方まで参詣者が行列を作って亀戸大根に行列ができて、福地代表をはじめ皆さん驚いていた。

毎年巫女さんは、地元都立江東商業高等学校のお嬢さん方にお願いしていたが、今年は先約があってかめの会のスタッフが手渡した。

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会場では、地元江東区教育委員会学校給食指導担当の馬場紀子係長、第五砂町小学校の銭元真紀江栄養教諭にお会いしたのをはじめ、押上「よしかつ」の佐藤さんご夫妻、

また、江戸東京野菜コンシェルジュ協会からは、納所二郎理事長と佐々木昭理事が、また、昨年錦糸町駅ビル「テルミナ」でイベントを行った、(株)ロケーションリサーチの瀬川雄貴社長と、(株)アトレの山田智士さんも、見に来てくれた。

追録


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亀戸香取神社の裏、浅草通りに、歌川広重が描いた名所江戸百景の梅屋敷があったとの、江東区教育委員会の説明板が建っていた。

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ゴッホも模写した臥龍梅は、明治時代の水害で枯れたとかで、二代目の古木が植えられていたが、元気がなく数輪の花殻を付けるのみだった。



posted by 大竹道茂 at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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