今、放送が終わった。
番組放送中から激励やご指摘の電話をいただいた。ありがとうございます。
昨年、NHK妄想ニホン料理の料理研究家林幸子先生に、ウドの花を商品開発できないかと、JA東京みどりの原省三部長代理にご案内頂いていたときに、原さんから今日は別にNHKが砂川の山下明さんのところに取材に入ったと聞いていた。
何か、ウドの話題でもあるのかと思ってたら、その後NHKプラネットの担当プロデュサー野澤優一さんが昭島まで尋ねてくれたので、色々とお話したが、うどを使っている店などを紹介して欲しいというので、アンコウ鍋の神田のいせ源、日本橋ゆかり、押上のよしかつ、東京ブランドアンバサダーの三國清三シェフも紹介した。
また、ウドの専門家として東京都の技術屋さんを何人か紹介したが、間近になって私にお鉢が回ってきた。
かつて、NHK出版の「趣味の園芸」に掲載されたことなども、参考にされたかもしれない。
番組では、食材ハンターの松嶋初音さんが、砂川のウド農家・山下明さんを取材、芽株の定植から収穫までを詳細にレポートしていた。
ただ、リハーサルの段階で、霜に当てて根株を休眠させるというということが抜けていたので、低温で休眠させるのがポイントとアドバイス、そして、火を炊いて休眠打破の画面に繫がった。
これまでテレビで放送されたことがなかったポイント。
因みに、現在の生産量1位は栃木(2位は群馬)で、東京都は全国4位と紹介されたが、早く休眠させるために、高冷地の栃木や群馬に、根株を持ち込み委託栽培を始めたことから、そこに産地ができ発展したというもの。
立川市内の取材は、武内陶子アナと食材ハンターとしてウド鈴木さんが、立川は「うどLOVE」として、ウドラーメン五十番のオーナー高橋粂さんを紹介、また、ウドの皮を利用して和紙を作る吉田徳雄さんも・・・・。
ウドの町立川では他に、ウドの稲荷寿司、ウドのピラフ、ウド入りせんべい、ウドまんじゅう(小林毅成さん)等も紹介された。
ウドというと春の食べ物というイメージがあるが、特産品として年間を通して栽培していることから、大いに利用していただきたいものだ。
東京のおもてなし食材として、世界の人達に知ってもらうことも重要で、これまでウドは、和食や中華料理の食材としては使われてきたが、東京ブランドアンバサダーとして登場した三國清三シェフは、「ウニのリゾットとウド和え」を披露した。
番組では、赤坂の「トルコ料理赤坂ターキッシュキッチン」のデミル・メフメットさんは、ヨーグルトと和えた。
神楽坂のイタリアン「リストランテ・ステファノ」のファストロ・ステファノさんは、ウドをパスタと同じように切って、手打ちパスタと同じ食感に・・・。
横浜の「インド家庭料理ラニ」のメヘラ・ハリオムさんは、ウドカレーを作った。
皆さん、軟化ウドは苦みも少ないことから、皆さんあく抜きなど行わないで料理、シャキシャキした食感を生かした。
三人とも各国の特徴ある料理が出来たと、三國シェフは料理を審査した。
我々は、三國シェフが絶賛した、ウドカレーをスタジオでいただいたが、
カレーのスパイスにウドの味が負けてしまうのではないかと思ったが、カレーは、スープタイプのもので具はウドだけ、これがどうしてどうして、ウドは存在を主張していた。
これまで、作った人はいなかったのではないだろうか。
「自然を尊ぶ」という和食文化の中で育てられた「ウド」、各国の料理人がつくった料理を、三國シェフは一つひとつ絶賛したが、これを見て輸出も夢ではないと思った。
収録終了後、ウドちゃんに、あなたの母校、山形県立庄内農業高校に行ってきました。と伝えたら、「わざわざ私のためにですか!」と云う返事が返った来た。この番組の取材と思ったようだ。
リハーサルが終わった段階では、キャイ〜ンのテンポに乗り切れず1人落ち込んでいたが、NHK生活・食料番組部石井香織チーフ・プロデューサー、NHKプラネットの桑田万里チーフ・プロデューサー、そして武内アナにおだてられ乗せられて、どうにか本番を終えた。
「うまいッ!」のリサーチ・デスク 山口真知子さんには何かとお世話になった。
皆さんありがとうございました。
資料 :これまで、日本放送協会への出演記録
夏を楽しみに
茄子の穂(寺島も))
接ぎ木作業を 頑張りました
(*^ー^)ノ~~☆:.・*.