学士会館で行われたフードボイスの定例セミナーで、隣りに座られた「オフィスしょくの達人」の阪田浩子代表が、江東区で活動されていて、地元江東の江戸東京野菜のことは、良くご存じで、今後利用していきたいというお考えを持っていた。
江戸東京野菜を取り巻く情勢等についてお話し、今後協力をしていくことを約束したが、今年から、新たな取り組みとして、八王子の中山間地にある孟宗竹が繁茂して、山が荒れていることから、孟宗竹の「筍」は江戸東京野菜であることから、積極的に販売していくことと、合せて竹林の整備として、伐採し、竹炭にして、農地改良等に使っていくことなどを検討していることを話していた。
すると、阪田さんから、これまで鎌倉で竹炭生産をしていた知人が、今度、新たに東京あきる野市にも、拠点を設けたから紹介してくれるというので。先日、阪田さんに案内していただいた。
ご紹介いただいたのは、(株)BELL WOODの鈴木弘明社長で、武蔵五日市の駅でお会いして、あきる野工場に、ご案内いただいた。
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武蔵五日市駅から青梅に抜ける道を数分行った所に工場はあった。
工場内には燃焼炉と炭化炉2機があった。
炭化するのに、燃焼10時間、炭化炉でクーリング12時間程かかるという。
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工場前の敷地には、炭化するために竹や木材が整理されて、干されていた。
竹炭にするには、伐採した竹をすぐ炭化するのではなく、5年〜6年生の竹で半年の乾燥、若竹で2年程乾燥させてから燃焼炉に入れるのが効率的だという。
1tの竹や樹木を炭化させると、4分の1から5分の1になる。
先日、のらぼうまつりを紹介した小中野の子生神社を過ぎ、橋を渡っると、あきる野市戸倉地区
5月の連休前に、炭のショールームをオープンする予定で、只今戸倉角左衛門館は改装中。
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あきる野市小中野には、みなと区民の森があり、この森の管理を同区が行いそこから出る枯木や竹などの一部は炭焼小屋で、炭にしているが、多くは、同社が受けているという。
また、八王子市上川町には、八王子ラボがあり、今後の八王子の孟宗竹対策に期待が持てそうだ。
今回は、仕事の様子を見せてもらったが、今後、アドバイス等を頂きながら、八王子の山の整備に生かしていく予定である。