杉並区では五日市街道に近く、都立善福寺川緑地の西に、4500uの「成田西ふれあい農業公園」(杉並区成田西3−18)を開設した。
同農園は2013年まで、農業体験農園として、農業者の指導を受けながら、年間を通して野菜づくりなどが行われてきたが、畑作りの好きな利用者が限定されることから、
杉並区では、広く区民に農に対し興味を持つてもらい、農の魅力や大切さを理解してもらうため、より多くの人が気軽に訪れることができる場として、リニュアルオープンしたもの。
公園の運営は「すぎなみ農業ふれあい村」が受託事業者となった。
今回は、季節ごとの種まき・収穫体験、農や食に関する講座の開催などを行っている「すぎなみ農業ふれあい村」が、杉並の伝統野菜、高井戸半白キュウリを栽培したいとの、意向があると
JA東京中央・杉並グリーンセンターの小野寺博鐘センター長から伺った。
小野寺さんには、5年前だったか杉並の農家リーダーに江戸東京野菜の話をさせてもらったが、当時担当だったことからお世話になった。
これにより、リーダーのひとり、井口幹英さんは荻窪の北で、毎年、伝統大蔵大根を栽培してくれている。
昨年、4月に「練馬区 農の学校」が開設されたが、江戸東京野菜コンシェルジの渡戸秀行さんが、栽培指導を担当したこともあり、
積極的に協力していくことはもちろんだが、事前に区民を対象にした江戸東京野菜の勉強会の開催検討を依頼した。
開園には、田中良杉並区長(写真左)が訪れ、区民の皆さんと一緒に鍬入れを行った。
写真奥が同区農業委員会の内藤隆会長、奥から2番目は地元JA東京中央の城田恒良代表理事組合長。
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当日は、トマトとアメリカンブルー苗の配布や、菜の花とオカノリの摘み取り体験を行い、多くの来場者でにぎわった。
杉並区民からの問い合わせは、管理・運営については産業振興センター都市農業係(03−5347−9136)。施設の管理は、みどり公園課公園整備係になるが、
事業は「すぎなみ農業ふれあい村」として、箱根植木鰍ニNPO武蔵野農業ふれあい村が受託事業者となった。