由比ガ浜に鎌倉だいこん(ハマダイコン)の花が満開だというので、26日に友人達を誘って写真を撮りに行ったが、思いもよらず鎌倉市教育委員会の杉並伸也課長にお会いすることができた。
写真を撮りに行くと「鎌倉だいこん未来研究クラブ」に連絡をしたら、北鎌倉にお住まいで同クラブ広報担当の御園真倫子さんが、車で案内してくれるというので、10時半に北鎌倉駅で待ち合わせた。
久々の鎌倉散歩は後日報告するとして、鶴岡八幡宮を参拝した後、若宮大路をまっすぐ海岸に向かい、海岸線を由比ガ浜の鎌倉大根自生地へ・・・・。
すでに今月初めころから咲き始めたとみえて、莢を幾つか付いている株も目に付いた。
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由比ガ浜には小さな花が一面に咲いているが、気にしていないと視線は海や渚に向かって、通り過ぎかねない。
稲瀬川の碑の歩道脇にもタネが飛んで来たのか、鎌倉だいこんが花を咲かせていた。
「鎌倉だいこん未来研究クラブ」の皆さんと、松尾鎌倉市長を訪ね、地元小中学校での栽培を要請したが、早速教育委員会で対応いただいたことは、先日追申で報告した、
鎌倉の史跡をご案内いただいて15時過ぎに福来鳥に伺ったが、暫くして、同市教育委員会教育指導課の杉並課長がお見えになった。
様子がわからず、直接松尾市長に要請に行ったことで、トップダウンになってしまって杉並課長には迷惑をおかけしてしまったが、直接お話をさせていただくには良い機会となった。
由比ガ浜のハマダイコンを、「鎌倉だいこん未来研究クラブ」では、地元鎌倉で生育していた大根と云う事で「鎌倉だいこん」と呼んでいる。
同会では、市としても認知してもらって、市民と共に守り次代に伝えていく活動に広げていきたいとの思いがある。
同店オーナーのさとうえださん、同クラブリーダーの鷲崎あづささん、そして御園真倫子さんも加わって、鎌倉の歴史文化とかかわっている「鎌倉だいこん」への思いをお伝えた。
杉並課長にはご理解いただき、鎌倉市立の数校に絞って、学校長と実施に向けた協議を進めているそうで、5月中には報告できるという前向きなお話を頂いた。
ハマダイコンの商品開発は、島根県の出雲おろち大根、山形県庄内では、ハマダイコンと同じ野良ダイコンがピリカラダイコンとして築地に出荷されている。
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4月23日、島根県隠岐で、「野だいこん祭り」が行われたと云う情報が入ってきた。
今年で第25回を迎える知夫里島の島開きが、「野だいこん祭り」として開催された。
知夫村役場観光振興課の浜本さんに伺うと、この島、隠岐四島で最も小さい島で、海岸線にはハマダイコンの花が咲き、隆起した知夫里島のあかはげ山(標高325m)には、野だいこんの花が咲き乱れていて、例年他の島からも観光客が来島するという。
野だいこんは観光資源として活用されているが、商品開発は行っていないという。
「野だいこん祭り」を例にとれば、「鎌倉だいこん」は教育を入り口として、鎌倉の観光資源としても位置付けられる素材でもあるのだ。