千年先生に初めてお会いしたのは、昨年の夏だったか、絵本塾出版の尾下千秋社長が江戸東京野菜をテーマに、絵本を作るという企画会議が新宿の中華料理店で行われた時にジャナーリストとしての豊富な経験をお持ちの方だと紹介された。
その後、江戸東京野菜をはじめ、鎌倉ダイコンの取材にもご参加いただいている。
千年太郎がペンネームだとわかったのは、「トキジイと太郎杉」を読んでだ。
ご出身が山形県西置賜郡小国町樽口だそうで、地元にあった千年杉を地元では「太郎杉」と呼んでいたことから、郷土愛としてペンネームにしたようだ。
村の水不足を救うために太郎杉を切るべきか切らざるべきか。
太郎杉にすんでいる朱鷺の「トキジイ」と村娘「ひな」 の
心の交流を、実話とフィクションを交えて描く感動の物語だった。

千年先生からのメールによると、「トキジイと太郎杉」は、今、池袋ジュンク堂で原画展とともに販売している。
同時に地元山形県の「樽口観光わらび園」でも、販売開始したという。
まさに、地産地消だ。観光わらび園は、7月初旬まで・・・。
千年先生は、江戸東京野菜に興味を持っていただき、尾下社長とともに、江戸東京野菜の物語を拾っていこうと云って頂いている。
最近同人誌に、江戸東京野菜の品川カブに関連した、品川汁を執筆され、これも近いうちに出版されるという。