鎌倉ダイコンの取り組みが広がりを見せていることは、4月末に報告したが、
鎌倉市教育委員会でも、杉並伸也課長が地元の学校での取り組みについて、前向きに検討をいただいていて、5月の連休明けに、鎌倉市立御成中学校と同市立第二中学校で実施していただけるようになったと、連絡をいただいた。
ご挨拶に伺いたいとお願いをしたことで、6月1日に御成中学校に第二中学校からも来ていただいて、当研究会の考え方をお繋ぎできることになった。
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市立御成中学校はJR鎌倉駅の西、笹目町の山の上にある中学校。
かつて、駅近くの宮内庁鎌倉御用邸跡地に1947年創立し、その後1966年にこの地に移転している。
10時に、両校の先生方と取り組みについて会議を行うというので伺った。
教育委員会からは教育指導課の上太一さん(写真右から2人目)、御成中学校教頭の小日山理香先生(写真右から3人目)、第二中学教頭の櫻井照明先生(写真右)が出席された。
「鎌倉だいこん未来研究クラブ」からはクラブ広報担当の御園真倫子さんが、御成中学のOGだそうで一緒に行ってもらったが、櫻井先生もOBだというので、和やかな空気が流れた。
これまで東京での中学校の取り組みは、小学校と比べると少ないが、
私立日本橋女学館、中央区立日本橋中学、江東区立第四砂町中学、豊島区立千登世橋中学、豊島区立西池袋中、北区立稲付中学での実績はある。
初めに、自己紹介を含めて、これまでの経過については、資料をもとに説明させていただいた。
鎌倉の浜に自生していた野生種のハマダイコン(以後鎌倉ダイコン) を通して、鎌倉の歴史文化に触れるような授業になればと考えているが、今後の活動については、各校の意向を重視していきたいとお伝えした。
御成中学校では、科学部活動の中で取り組んでいくという。
同校の科学部は部活動の中でも部員も多く、地元鎌倉にかかわる研究をしたいと思っていたとか。
第二中学では、これまで1年生が大根を栽培し保護者が料理を作って地元の市立第二小学校の1年生を招き、交流するとこが行われているそうだ。
鎌倉ダイコンの種まきは、8月末から9月上旬でご予定いただくことから、座学をいつにするかで伺ったが、御成中学では、部活動なので夏休み中でも、座学はできるので、日程等は指導教諭と相談されるという。
また、第二中学では、夏休み前の6月、7月を目安に座学の日程を、1年生の学年主任の先生と調整いただくという。
事前に両校には杉並課長からお話をお伝えしてあったので、話はスムースに進んだ。
会議終了時で同校の豊永良一校長にご挨拶をさせていただいたが、鎌倉ダイコンの栽培ができることを、喜んでいただいた。
科学部では、校内に畑を作って野菜を栽培しているというので、小日山教頭にお願いして帰りに、櫻井先生と一緒に畑を見せていただいた。
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同校からは、鎌倉の浜が望めるが、校庭の南側斜面下に畑があり、ジャガイモを栽培していた。
ジャガイモの後作として、鎌倉ダイコンの栽培も可能のようだ。
尚、今回の会議については、一般財団法人都市農地活用支援センターが実施する、平成28年度「農」のある暮らしづくり、アドバイザーとして派遣されたが、今後、座学について両校からの要請があればアドバイザーとして伺う予定だ。
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御成中の帰りに、御園さんと佐助の圃場に寄ってみた。
すでに、鎌倉ダイコンの莢は枯れていて、由比ガ浜より1週間以上早い感じだ。