東京バイオテクノロジー専門学校が江戸東京野菜の分析をしたいというので、5月に同校に伺ったことは、当ブログで紹介した。
受講した皆さんの中には、寺島ナスを栽培している農家の近くから通っている方も数人いたので、栽培現場を見ておくことも勧めた。
先月中旬、食品開発コース3年の森井寛和さんからメールをもらった。
江戸東京野菜の分析と野菜調味料マッサの開発チームの、森井寛和さん、小津みさとさん、佐々木希未さんが、産地に連れて行ってほしいというもの。、
住まいを聞いたら、西東京、足立、板橋と云うので、三鷹の星野直治さんに電話で了解を得て、三鷹駅で待ち合わせた。
星野さんは、墨田区立第一寺島小学校の創立130年記念事業で、寺島ナスの復活に取り組んでいただいた。
以来、第一寺島小学校での栽培には、苗の提供や、栽培指導を毎年行っているようで、今年も行ってきたと話していた。
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農園の一角にあるテーブルで、寺島ナスについて星野さんの話を聞き、農園では寺島ナスの収穫時の規格について、説明を受けて収穫も体験。
星野農園では、接ぎ木をしていることから、台木が伸びてるものもある。
そのままにしていると、台木が伸びて寺島ナスに養分が行かなくなるので、森井さんがこれらを切り取るお手伝いも行った。
森井さんから、これから「江戸東京野菜の分析と野菜調味料マッサの開発チーム」と取り組みについて説明し、
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星野さんからは、寺島ナス復活の取り組みについて紹介があった。、
寺島ナスは、定植が遅れたと云っていた。
すでに今日の分は収穫が終わったが、まだ収穫期の寺島ナスは残っているというので、説明を聞いて収穫をたいけんした。
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星野さんのナス栽培のメインは「千黒2号」で、短期間(20日) で大きく栽培する技術を持っていることから、市場での評価は、大きくても柔らかいと高い。
寺島ナスは千成と云うだけあって、たくさんの花をつけていた。
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研究用と試食用の寺島ナスをめいめいが収穫したが、星野さんの好意でいただいた。
千黒2号は、交配種の人気品種。
柔らかく、減農薬栽培と云うこともあって、穴の開いたナスを発見。
幼虫がうごめいていた。
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青リンゴの味がすると、皆が試食をしていた。
3人に今回の農家見学について
・寺島ナスの栽培現場を見て、生産者の話を聞き、収穫体験と試食など、感想を聞いてみたら、
東京の農家と云うことでこんなに広いとは思わなかったと・・・・
お話を聞いて、来てよかったと口々に・・・
星野さんありがとうございました。