全国のすき焼き店や、和牛やざくの生産者などが集まる「すきや連」の定例会が多摩を代表するすき焼き店・八王子の「坂福」で7日開催される。
この会の旗振り役をされているフードジャーナリストの向笠千恵子先生(江戸東京野菜コンシェルジュ協会顧問) にお誘いいただいて、お仲間に入れていただいている。
これまで、伺ったすき焼き店の「ざく」は、ネギはどのお店でも出るが、それ以外は、お店によって異なるが季節のものもほぼ決まっていて、春菊、ミツバ、玉ねぎ、ほうれん草、ニンジン、椎茸、そして白滝、焼き豆腐など色々だ。
先月の中旬に、この季節に生産される江戸東京野菜の「東京うど」と「馬込半白キュウリ」を同店にお持ちして、プレゼンしたことは、当ブログで紹介した。
これまで使ったことはなかったようだが、本来の料理の味を邪魔しないということで、アンコウ鍋には欠かせないと神田の「いせ源」では使っていただいているが
すき焼きのざくとしての「東京うど」は、はじめての試みのようだ。
同店は、月曜日がお休みと云うので火曜日に生産者の所を回って集荷をしてきた。
江戸東京野菜の東京ウドは、東京都ウド連合会の須崎雅義会長のお宅に寄って4箱預かり、立川から国分寺に回って小坂良夫さんのお宅で馬込半白キュウリをお預かりした。
小坂さんと云うと、江戸東京野菜コンシェルジュ協会が開催した、「伝統野菜は長老に聞け!」でお父さんの小坂長吉さんに国分寺のウドの歴史についてお話をいただいたことがあった。
小坂さんは馬込半白キュウリの栽培は長く、昔から銀座若菜に納品して、同社から「馬込半次郎」のブランドで販売されている。
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収穫してきたニンジンの葉を切り落としているところに伺ったが、
小坂家では、当主の長吉さんご夫妻と、
写真右から園主の良夫さん、後継者の知儀さん、孫の豊生君(2歳) と4世代が揃っている。
「先輩持っていきますか」と、良夫さんが袋に入れた半白キュウリの滴果した「モロキュウ」をくれた。
なりすぎても大きさに不揃いが出るので、実がついた段階で摘果している。
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早速、浅漬けにしていただいた。