東京都市大学付属小学校(重永睦夫校長) の4年生が実施している【こころときもちが元気になる!「ミクニレッスン」】は、2011年4月から毎月実施されているが、7月、同小学校のある世田谷をはじめとする東京の農業と東京で栽培されている野菜についてお話をした。
このミクニレッスンは、2010年から同校では食育プロジェクトチームが、検討を行ってきたが、2011年、三國シェフから依頼されて、東京農業の話や、野菜の栽培指導などを江戸東京・伝統野菜研究会としてお受けし、小平市の宮寺光政さんの栽培指導も始まった。
「みなさん、おはようございます。
『今日は、東京の野菜を知ろう』です。みんなが暮す、東京でつくられている野菜を勉強します。
東京都では、いろいろなところでおしいい野菜がたくさんつくられています。
東京の野菜のことなら、なんでもご存じの大竹先生に、おいでいただきました。みんな、集中して先生のお話を良く叩いてくださいね。いいですか?」と、三國シェフから紹介された。
このレッスン、すでに三國シェフが4月から3回行っているから、生徒たちとはフレンドリーな中で、授業が始まった。
桜組(渡邉修平先生40名) 11:35〜12:20
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ミクニレツスンはプロデュースしている松木直也さん(豆豆社 )が司会進行。
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東京の農業について映像で紹介、生徒は東京ばかりか、近隣の神奈川からも通学しているので、都市の中の農業と、西多摩の中山間農業、洋上1千キロの小笠原までの島しょ農業なども紹介。
東京の農業には、歴史があることも・・・・。
江戸から伝わる伝統野菜の「江戸東京野菜」を栽培していて、そのひとつ「寺島ナス」と、交配種の「千両ナス」の食べ比べを行った。
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生徒の多くは、ナスを生で食べたことのないので、誰もが躊躇しながらかじっていた。
次に、東京産の野菜を紹介。
各班ごとに、代表者は好きな野菜を取って、どのようにして食べているかを発表してもらった。
生徒たちが分からなかった、ビーツと黒きゃべつについては映像で説明を加えた。、
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今回の野菜は、東京野菜カンパニーの牧野征一郎社長が納品してくれた。
「寺島なす」「千両なす」は、三鷹市の星野直治さん、
「ミニかぼちゃ」「とうもろこし」「黒ピーマン」「白ピーマン」
小平市の高橋浩幸さん
「無農薬インカのめざめ」 小平市の川里賢太郎さん
「赤色細長ミニトマト(アイコ)」「黄色細長ミニトマト(アイコ)」
「オレンジミニトマト(千果)」 小平市の宮寺光政さん、
「緑ズッキーニ」立川市の鈴木良平さん、
「緑オクラ」「赤オクラ」「伏見甘長とうがらし」
立川市の高橋尚寛さん
「黒きゃべつ」「スティクセニョール」 西東京市の薪倉庄次郎さん
「紫ばれいしょ(シャドークイーン)」 東村山市の長嶋要一さん
「ホワイトきゆうり」 八王子市の 塚本浩史さん
「赤ビーツ」 八王子市の 中西真一さん
今回も、江戸東京・伝統野菜研究会の由井和也さんがスタッフとして参加した。
色々東京野菜のラタトゥイユジュレの材料
【雑司ヶ谷なす】は、江戸東京野菜で、江戸時代に山ナスと呼ばれ、中でも雑司ケ谷村(現在の豊島区雑司が谷)で作られたナスの味が良いと評判になり、肉質がしまり、しっかりしていて煮物用に適しています。
それ以外に、
【ミニかぼちや】【緑オクラ】【たまねぎ】【緑ズッキーニ】【枝付き枝豆】【赤細長ミニトマト】【黄色細長ミニトマト】【とうもろこし】【黒ピーマン・白ピーマン】(計11種類)
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クラスには何人か、野菜が嫌いで「ラタトゥイユジュレ」を食べられない生徒がいるが、三國シェフは、毎年、味を変えて出しているようで、今年は、子供向きの味だったのか、残す生徒は少なかった。
三國シェフは、無理に食べる必要はないょ!、と云って回っていた。
尚、桐組と桜組のご父兄(66名)は別室でラタトゥユを召し上がった。
今回は、スタッフとして、地元世田谷区大蔵のイタリアン、ジータのオーナーシェフ福田耕二さん(右端)。
オテル・ドゥ・ミクニのサービス岡本孝一さんとソシエテミクニの檜垣依子さん(写真中)
今回は、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の松島あおい理事が、江戸東京野菜を通して地元小金井を中心に食育の授業を行っていることから、勉強にとスタッフで参加した。

昼食(12:30〜12:50)には、三國シェフと松木さんは桜組、私と松島さん、由井さんは桐組に招待され、皆さんと一緒に美味しくいただいた。
野菜が食べられなかった生徒2人が、努力して食べられたと、古屋先生か教えてくれた。
尚、都市大学付属小学校の要請により、「農」のある暮らしづくりアドバイザーとして(一財)都市農地活用支援センターから派遣された。