2016年08月26日

江戸蕎麦の老舗「更科堀井」で江戸東京野菜の「府中御用ウリ」が、スムージーとして販売。


江戸東京野菜コンシェルジュ協会が共催している第1期「更科堀井 四季の会」は、好評の内に、7月「夏の会」で終わった。

更科堀井では、お蕎麦の前に飲んでもらうようなグリーンスムージーを、販売しているが、

現在、府中御用ウリを使った「禅」を販売していると、関根透店長が店内のポップを送ってくれた。




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江戸東京野菜「府中御用ウリ」は、
戦国の武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などが、美濃の真桑瓜を好んで食べていた。

このことは太閤記にも記され、真桑瓜を食べることは、戦国武将にとって、ステータスになっていた。

家康が江戸城に入城した1590年(天正18年)に、家康、秀忠親子は、江戸の近くで真桑瓜を栽培しようと、畑を探していた。

府中にある関東総鎮守の六所宮(現大国魂神社)に参拝したときに、この地で栽培することを決めた。

秀忠は、毎年美濃から真桑瓜名人2人を呼び寄せ栽培し、収穫した真桑瓜は8月上旬、江戸城まで「御用瓜」の幟を建てて、幕府に納入した。

真桑瓜名人は、納入が終わると、美濃に帰っていったと、府中市史に記されている。



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「府中御用瓜」の復活は、300年の歴史を超えて、2012年、美濃(岐阜県)にこの種を守る「まくわうり栽培研究会」がある事が分かり、

同会から真桑瓜を購入して、2013年から府中と新宿の小学校で栽培を復活を果たした。

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今年は、2学期の授業に間に合わせるために、府中市の石川孝治さんが苗づくりを数回に分けて取り組んでいただいたもの。

尚、堀井社長、林幸子先生、そして江戸ソバリエ協会と協議し、「更科堀井 四季の会」は、あと1年継続しようということになり、

2期目として「秋の会」を、11月14日、15日に開催することになった
posted by 大竹道茂 at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
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