2016年09月07日

「江戸東京野菜のエキスパートが語る夏野菜講座」で、三鷹の冨澤剛さんが語った。


コンシェルジュ協会の「江戸東京野菜のエキスパートが語る夏野菜講座」が、新宿御苑の「レストランゆりのき」で開催された。

今年から始まった講座の一つだが、今回は三鷹江戸東京野菜研究の冨澤剛代表にお願いした。
冨澤さんは1期のコンシェルジュで、ノラボウ菜の栽培に取り組み、2013年に地域の農業後継者をまとめて同研究会を結成した。

2013年6月には東京都農林水産技術交換会で、ノラボウ菜の販路拡大について発表している。
ノラボウの品質も高いことから、三國清三シェフが栽培の現状を視察したこともあった。





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冨澤さんは、冨澤家の4代目、旬の野菜を中心に、江戸東京野菜を含めて、年間30種類以上の野菜を栽培。庭先販売の他、JA直売所、スーパー、飲食店、学校給食に出荷している。

コンシェルジュの他、ジュニア野菜ソムリエ、三鷹市認定農業者で東京都認証生産者。

江戸東京野菜の栽培の目的としては、
特産品づくりや街おこし、食育等、東京の農業の価値を高めるため、
現在、ノラボウ菜をはじめ、伝統大蔵大根、下山千歳白菜、寺島ナス、内藤トウガラシ、内藤カボチャ、
を栽培している。

内藤トウガラシ、内藤カボチャについては、「内藤とうがらしプロジェクト」からの要請で、三鷹江戸東京野菜研究会で3000鉢を受託・生産。

高品質のナス栽培の技術を、寺島ナス栽培に応用している等、詳細な江戸東京野菜の栽培について説明をした。



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江戸東京野菜は、食べていただくことがその野菜を知るうえで最も重要だということで、必ず上原恭子理事が中心になって、食べ比べや簡単なお料理を食べていただいている。

上の画像をクリックする
生の寺島ナス試食
寺島ナスのから揚げマリネ
素揚げにした寺島ナスを米酢・醤油などが入ったマリネ液でマリネしたもの。

寺島ナスのたたき風
高知のナス農家さんが米ナスで作る料理をアレンジしました。
蒸した寺島ナスを鰹のたたきのように切り、八王子ショウガ絞り汁混ぜた焼津港のなまり節をほぐしたもの、万能ネギ・ミョウガ・大葉を乗せてポン酢をかけたもの。

*八王子ショウガ 八王子の中西さんが栽培。
生の八王子ショウガ試食
八王子ショウガ料理2品は昨年9月八王子市内で実施した八王子ショウガ料理教室でご紹介したもの。
甘酢漬け八王子ショウガとトマトのサラダ

八王子ショウガ甘酢漬けと漬け汁を利用したドレッシングをスライスしたトマトに合わせたもの。

八王子ショウガ鶏そぼろご飯
粗みじん切りの八王子ショウガをたっぷり使った鶏そぼろを、土鍋炊き横手産あきたこまちに乗せました。






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情報としては、多摩・八王子江戸東京野菜研究会の福島秀史代表が、当ブログでも紹介した大判のポスターについて説明。希望者に販売(500円)した。

上の画像をクリックする
八王子ショウガの勉強会についても紹介した。





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上の画像をクリックする。
レストランゆりのきでは、毎回伊藤秀雄総料理長のサプライズがあるが、今回は、府中市の石川孝治さんが栽培した鳴子ウリのシャーベットが提供された。

鳴子ウリの素材そのままで作ったということで、香りとともにさわやかな味わいは好評だった。





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時間の合間に何かトピックスをと云うので、今が最盛期で新宿の伝統野菜「鳴子うり」について紹介した。




posted by 大竹道茂 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業
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